表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/27

4「長い前書きよりも旅を進めよう」


チケットも、親に任せるという大凡誉めるべきどころか怒られても仕方がないようなていたらくのまま

自分は、長野発の夜行バスに乗り込んだ

そのとき、誘っていただいた人はおらず

途中で合流したのであるが

そのときの自分の心境は

「仕事をしていた人に言ってしまった手前

足の指が一本二本無くなっても、必ずこの旅を、歩き通さねばなるまい」と言うものであり

楽しむという本分はゼロに、近かった

どちらにしても、人見知りな、自分は、みことほど言葉を交わした後、一人無言のまま、いすに横たわった

申し訳ない

で、四国である

鳴門海峡の感想も、おお、橋だくらいであり

それよりも、雲が低いことに驚いているのであった

ちなみに、バスは、一度乗り換えており

大阪で、四国に向かうバスを、待っていたのであるが

そのときにはもう、巡礼の方が、ちらほらとこんな所から居て、荷物を、持たせてくださいと、言われ

「重いですね」何て言われると、歩いてもいないのに

鼻高々な馬鹿であった

しかしながら、いざバスが出発して

いよいよだなどと、思っていたのかも知れないが

ふと横を見れば、コロコロの付いたアタッシュケースを、すごいスピードで、転がす二人が、バスを追い駆けていた、そのとき、運転手に、言う勇気が、あれば、少しは、晴れやかに、それっぽく、お遍路を始められたのかも知れない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ