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幼馴染がアイドルやめた  作者: 桜井正宗


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11/21

熱愛発覚とアイドル引退?

 刑事さんと別れ、俺は学校を目指した。

 歩いていると周囲が想像しかった。

 なんだ、みんなスマホを見て驚いてる。


 気になって俺もスマホをチェックすると、ニュースに『安楽島、引退か!?』の文字が。

 更に追っていくと『理由は分からないが、一般人との熱愛発覚か。事件に巻き込まれたという噂も』と書かれている。


 まてまて!


 熱愛って、まさか……いや、俺の名前は書かれていない。それに事件のことも噂程度に流れているな。そうか、あの記者の男の仕業だろうな。


 とりあえず、情報が完全に漏れたわけではなさそうだ。


 教室へ到着して、楓の姿を確認する。


「……いないか」

「誰がいないですって?」


 背後から声がして振り向くと――そこには前川さんがいた。相変わらず神出鬼没というか。びっくりした。


「おはよ、前川さん」

「おはようございます」


 これまた相変わらず馬鹿丁寧に挨拶する前川さん。そういえば、前から挨拶だけは交わしていたような気が。



「楓……安楽島さんは見てない?」

「安楽島さんですか。まだ来ていないみたいですね」

「そうか」


 いつもなら先にいるんだけどな。

 とにかく立ち尽くしていても仕方ない。

 俺は自分の席へ。


 前川さんも前の席に座った。

 そういえば、そこでしたね。


「今日は朝から騒々しいですね」

「……ああ、昨日の事件だろ」

「つまり、事件の影響で安楽島さんは来られなくなったとか」


 そんな推測を立てた前川さん。なるほど、それなら筋が通る。一応、まだ現役アイドルの楓は、様々な関係者と関りがあるはず。

 特に事務所はうるさいはずだ。

 しばらくは学校を休めだとか指示されても、おかしくはないかもしれない。


 メッセージアプリに既読はない。


「はぁ……」

「おやおや、深い溜息ですね。悩みなら聞いてあげますよ」

「悩みっていうか、うーん……いいよ。解決できることじゃないし」

「人に話すだけでも楽なれますよ」


 それもそうかも。

 それに、前川さんは無関係でもない。

 彼女の一千万円のおかげで楓を救出できたのだから、無碍にするのも違う。


「じゃあ、聞いてくれ」

「安楽島さんのことですよね。彼女なら芸能事務所から登校を禁止されているみたいです」


「って、相談する前に!!」


「だって、東山くんってば顔に書いてあるんですもん」

「なにィ!?」


 そんなに俺の顔って分かりやすいのか!!

 くそ、なんか恥ずかしいぞ。

 しかし、おかげで楓が来られないということが分かった。


 そうか、やっぱり事務所が禁じていたんだ。


「だから、しばらく学校には来ないかと」

「分かった。でも、なんでそんな詳しいんだよ」

「企業秘密です」

「なんだよ、企業秘密って……」


 謎の情報源だが、信用はできる。

 仕方ない、しばらくは楓からの連絡待ちだな。


 その後、俺は真面目に授業を受けていく。

 連絡はまった来ず……昼を迎えた。


 一言くらい連絡を寄越してくれると嬉しいんだがな。未だに既読にならないとは。


 昼休み、俺は屋上でパンを齧りながらスマホを眺めていた。


 ぼうっとしていると突然、電話の着信が。


 きた!!

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