↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/30

ミナポン会議





「これより、第88回、ミナポン会議を始めまーすっ!」

闇桜が高々と宣言すると、薄暗い地下牢のあちこちで歓声があがった。

逮捕された彼女たちは檻の中で会話くらいしかすることがない。


「最近、私、外食、たくさんしましたよー!!!

これだけ!滞納して、外食する余裕がある!!

滞納しながら贅沢する余裕がある!

人間たちこそ!私たちを舐めている! どうですか?」


「「「「「わっかるー!」」」」」


あちこちの牢から賛成があがる。


「人間って、食っても食っても生まれてくるよね! これはエイリアンを舐めているとしか思えない!」


「櫻は、○○○円の滞納に対して、月○○○円の支払いを迫られ!お金に大変困っている!だから、金の催促に必死!!!脅迫行為をしましたが、校長からどれだけむしりとっても、やつら、まだしぶといでーす!」


「でもそろそろヤバイんじゃない? 櫻じゃなく校長こそ、金欲しさに騒ぎ立てる!脅迫犯の訴え、アピール、順調に進んでる?」

どこかから声が上がると、櫻は大丈夫大丈夫!と気楽に応じた。

その顔はまだ、真夏のクリームのようにどろどろ溶けていて、しばらく固まりそうにない。


「闇桜は? このままでは、口先ばかりの、ハッタリ野郎!異常者扱いで終わるぞ」

どこかから声が上がると、闇桜は大丈夫大丈夫!と気楽に応じた。


「お花畑男子が、うちらモンスターに、闘いを挑んで来る事事態!、、ミステイクだっ!ちゅーの!!!」

「オモチャのぴこぴこハンマーならぬ?先に、手形のついた挟むハンマーあるでしょう? あれ!あれでナイフを摘みながら!

『怖いよー、怖いよー、闘い怖いよー、痛いの怖いよー!』逃げ回りながら!持って振り回してるようなモンっすよ! 表ざたになったらどうなるか……」



 【国民を洗脳】【国民を洗脳】【国民を洗脳】、卑怯な手を使わないと、トップに辿り着けなかった。成り済ますことが出来なかった。

それが、ミナポンたちの【今まで、やってきた事】だ。

どれだけ、他人に成り代わろうと、経験が浅い。結果的にいつも自分の才能に自信がないから、呪い、暴力を使って『自分が1番強くて!偉いんだぞー』と、圧力をかける。そのため、成り代わり先で揉めて檻に入れられるものも少なくないのだった。だけど、ある意味では、同じような友人ができやすい。

これはこれで愉快に暮らしている。


「我々は自分がやってきた事に拘り過ぎる言動ばかりやってるから、自ら汚点を悪目立ちさせている」

誰かが言うと、他が大きく賛同する。

「「「「「確かにー---」」」」

「だけどずば抜けた!良い評価を受ければ、あとは芋づる式に!無条件に、好印象を得られる!こんな、嬉しい連鎖反応も、強いインパクトを与えるアプローチは、もたらしてくれるかもよ?」

「でも、そんなの、あるかなぁー-?」

「この前の野郎はまた、チクリ入れてたぞー! 迫害依頼を受けるだけではない!政策もお金をもらえば、依頼内容を強行!制定まで持っていく!とか」

「えーっ、やばーい」


キャッキャッと楽しそうにはしゃぐミナポン達。


 実際、彼らのパワハラから自殺者も出ている事が判明している以上、この異常なまでの攻撃性を危惧し、それなりに厳しく対処しなくてはならないのだが……どんなときでも楽しいと感じてしまうのが彼らの感性である。



2022年7月10日0時51分


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。