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境界のフェアリー chapter 3

 


  ☆登場人物


  ○主人公

  フェアリーエム・クロス

  (愛称をいれてね!)


  ○攻略対象

  黒の死神

  S系シスコンの処刑人

  グレインフェルド・ダナー


  白の貴公子

  生真面目モラハラ騎士

  フィエル・アトワ


  孤独な後継者

  極度の二面性王太子

  グランディア・グロードライト


  気弱な男の娘

  デレ×女装異国の商人

  ピアノ・ナイトグランド


  ○サブキャラクター

  メルヴィウス・ダナー

  ラエル・フライツフェイス

  エルストラ・フィンセンテ

  オルガン・ナイトグランド


  ○ライバル

  リリー・ダナー



 ☆☆☆☆☆☆



  ~境界のフェアリー~



  chapter-3


 


  蛍光色の生き物が見えた気がして、動画にアップしようと追いかけていた。森の中にボロボロの小さな教会を発見し、そこに逃げ込んだ生き物を追いかける。


  蛍光だよ。絶対バズる。


  そう思って走って廃屋に飛び込んだら、何かにつまずいて派手に転んだ。


  『いったぁーぃ……? あれ?』


  飛び込んだ廃屋じゃない。目の前には森の中の小道。振り返っても小道。


  『何これ』


  入ったはずの教会はなく、生き物も居なく、ただの森。しばらく歩いたけど、全然近くの公園が出てこない。


  『スマホもないじゃん』


  転んで何処かに落としたのか、スマホも鞄も失くなっている。ヤバい予感がしてひたすら走って走りまくったら、何か田舎っぽい町が見えてきた。


  『どこ、ここ?』


  外人ばっかでアセったけど、おじさんの一人に声かけたら、この町の名前がサテラだって教えてくれた。


  サテラ?


  ここで私はピンと来た。最近ようやく攻略したばっかの、乙女ゲームの世界観。


  『ヤッバい、異世界来た?』


  てことは、私が召喚されたフェアリーってことでしょ? しかもサテラって、あの噴水がある町じゃん!


  肩にかかる銀色の髪に冷たいサファイアの瞳。黒の死神と呼ばれるグレイは、私の一番の推し!


  死神って言われてるけど、フェアリーだけには怖いくらいに甘あまだし。一番いいのは、他のキャラに比べて最後までデレないところ。


  私ピアノが苦手でねー。可愛んだけど、なよなよし過ぎで困ったよね。やっぱグレイのクールさが、フィエルより断然いい。てか私は見た目からグレイ推しなんだけど。


  そのグレイのハッピーエンドを見るために、彼の全てのスチルを回収しなきゃいけなかったんだけど、バッドエンドよりも何故かノーマルエンドがクリア出来なくて、何度も何度もやり直した。


  クリアしたばっかだし。めちゃ記憶新鮮だし。


  彼とのハッピーエンドは、悪役の妹を城から追放し、弟のメルを補佐にして、グレイとの盛大な結婚式。民衆に慕われる感じで終わった。


  いや良かったんだけど、なんかしっくり来なかった。理由は分かってて、あの妹が、字面で追放ってだけだったから。あれならノーマルエンドみたいに、グレイにしっかり斬り○されちゃいましたー! みたいなスチルが欲しかった。


  ノーマルエンドでの手こずり、実は簡単な事で。スキップで飛ばし過ぎると、妹を○りますか? ○りませんか? って選択肢が出てこなくて、これをやりまーす! しないとエンドが出てこないって理由だった。


  でもすっきりしたよ、こっちがグッズ造ろうとしたら邪魔したり、グレイはシスコンし過ぎで常に妹がデートの邪魔するし。


  やりまーす、出来たノーマルが一番だったかも。まあメルが城主になって、グレイとは駆け落ちしないといけないのがノーマルなんだけど。


  あとは賛否両論あるけどバッドエンドがね。


  よくあるグレイが病んで、主人公監禁終了なんだけど。私は檻越しのグレイと二人きりなのが有りかなって。


  「止まれ! 動くな!」


  噴水広場でサブキャラのメルと出会うんだけど、リアルに警察みたいな男たちがやって来た。怖いじゃん。でも直ぐに、メルが出てきたらグレイと会える。


  「妙なやつ。何処から来た?」

  「いった!! ちょっと、掴まないで!」


  こいつら、顔覚えとこ。後でグレイに言いつけてやる。てかメルヴィウスは何処なのよ!


  「隊長、この女、もしかすると…」

  「直ぐに枝様に報告しろ。あと少しで街を通過されるはずだ。女を連れていけ!」


  「はぁ!? 離しなさいよ!!! やめて! 触らないでよ!! あんたら、後悔するよ!」


  「大人しくしろ!」


  「ちょっ、マジで、強い強い、痛いから! グレイを、グレインフェルドに連絡取って、じゃないと、あんたたち、どうなっても知らないよ!!」


  「!!」


  こいつら、一斉に黙ってるし。私がグレイの関係者だって知ってびびってる。マジでテンプレでこーゆーの、痛くて笑えないから、モブは触んないでほしい。


  「意味分かった? そっちのために言ってるの。そろそろ離してくんない?」


  ーーガッ!


  「っ!!!」


  いったぁ……何、今、ハンパない力で足蹴られた。


  「口を塞いで連れていけ」


  「え、ちょっと、止めて、グレイに、グレイを呼んで来て、」




  ☆☆☆☆☆☆


  バッドend


  ☆☆☆☆☆☆



 

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