表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

7話 妹が可愛すぎて、捜査

7話 妹が可愛過ぎて、捜査


 るんちゃんの妙手により、警察官VSお父さん、どちらが逮捕されるべきか捜査することとなったのだ。早速お父さんのスマホの写真や動画を調べる。

 見ると、たしかに危なそうな写真や動画がいっぱいだったのだが、全て合法で、るんちゃんの動画はなかったのだ。

「これは?」

「これもこの前買ったやつで……」

「これは?」

「これは先程のうさぎぱんつ騒動で……」

「なんでそんなの持ってるのだ!」

 学校のホームページの授業風景欄に、今日の映像授業の分が載せられていて、私のうさぎぱんつ現場が押さえられていたのだ。閲覧数が学校のホームページのそれではないのだ。YouTubeで女子校のマラソン動画を挙げてる人がいるけど、あれと同じ匂いがするのだ(後でまた見ようかな)。他にも部活の活動風景も動画でアップロードされている。

「そうだ! これでお父さんの姿が映ってないか、チェックすればいいのだ!」

「父を売る気かうさぎぱんつめ!」

「実の娘をぱんつ呼ばわりする父は売るに限るのだ」

「私たちはそろそろ部活に戻っていい……?」

 よく考えたら私は妹を見るために来たのだった。ところがいつの間にか探偵になってしまうとは……。でも探偵には、犯人にはならないと言う原則がある。つまりこれから私の行動は全て合法化されると言うもの!

「部活頑張ってくるといいのだ」

「うん……じゃあ、るんちゃん行こうか……」

「私はちょっと見てからでも良い?」

 るんちゃんの意外な返しだった。

「本当に妹ちゃんのお父様が冤罪だったら、私にも責任があるかなと思って」

「その時には、責任をとってもらおうか」

 お父さんは今日一良い顔をした。

 結局、バッチリ映っていたのだ。お父さんが、ビデオカメラで撮影をしている姿が。妹の撮っていたビデオに。

「どうしようもねえな」

「本当にどうしようもないのだお父さん」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ