片想い 〜失恋と罪悪感〜
主人公の切ない恋を描きました。
(注:登場する男性は名前が決まらず、Aくんと仮定しております。)
私には彼氏がいる。今の職場に勤める前に出逢った人。
周りから、「もっといい人見つけなよ!」って言われるが、私にとっては理想の人だった。ただ1つだけ問題があるとすれば…
彼との付き合いはもう3年くらい経つのだが、1〜2年程のレスだった。付き合って1年目が楽しい時期だったのかもしれない。
その事を相談できる人が私にはいなかった。
友達も少なかったしね。
ある日入社してすぐに、同い年くらいの男性職員のAくんと話す機会があった。コミュ障の私でも話しやすい子だった。女の子ってやっぱり恋バナが好きな生き物だから、『好きな人いる?』っていきなり聞いたことがあった。
いきなりすぎたかな?って思ったけど、「いる」って言われてその時は何も感じなかった。
ただ、あぁいるんだ〜!くらいにしか思ってなかったのだろう。まだ彼氏への気持ちが強かったから。
だいぶ仕事に慣れてきた頃、段々と彼からの態度が冷たいと感じるようになった。優しくされたい。その思いが強くなればなるほど、彼との距離が遠くなっていく気がした。心が壊れそうになった。
そんな時に、話を聞いてくれたのがAくんだった。
たまに遊びに行ったり職場で話すことも増えていった。
何度か相談しているうちに、Aくんへのこの想いが強くなっていった。私の単なる片想いに変わる。
ある日、勤務が一緒で2人きりになった。
チャンスだった。
『今好きな人っているの?』
正直聞くのが怖かったよ。そもそも私には彼氏がいるのに、聞いてどうこうできるわけがなかった。
初めての彼女のこと、そして今の彼女のことを話してくれた。今の彼女は昨日告白されて付き合い始めたって。
嫌だった。つらかったの。だから…
Aくんとの関わりがほしくて誘ってしまった。
ハグだけでよかった。首筋のキスが心地よかった。もっとして欲しかった。
身体が満たされず私からキスをした。
「後悔するよ?僕なんかでは満足させてあげれないよ。」その言葉だけでも十分満足だったの。
後悔しても構わない。Aくんとの関わりが持てるなら…
Aくんの首筋にキスをする。
赤いマークをつけてみた。
今だけあなたは私だけを見て、そういう意味で。
キスをする度に独占欲が強くなっていく。
それと共に、浮気をした事で今の彼氏への罪悪感が膨れ上がる。
仕事終わりに電話で話した。
「今の彼ともう一度話し合ってみて。」と言われた。
一度離れてみることも覚悟しないとダメなんじゃないかな?って正論かもしれないけど、ひとりぼっちは寂しい。
Aくんと一緒にいたい気持ちが強くなっていく。想いが強すぎて、冗談混じりに聞いてみた。
『もし今の彼氏と別れた時、私があなたのことを好きだと言った時、振り向いてくれますか?』
「振り向かないよ」
そう…だよね。
その言葉を聞き、私の心は壊れたんだ。
柄でもないけどガラスのハートってやつかな?
ほんと、私って馬鹿だよなあ。
彼女を大事にする優しい人だから、今の人がそれほど大切なんだよね。でもね、本当は結構前からあなたのことが好きだったんだよ。
今の彼よりも好きになってしまったのかもしれない。
でもこの想いは伝えないよ。
伝えても実らない恋、片思い。
私はあなたへの想い、諦めれるのかな?
今の彼を大事にできるかな?
分からないよ、正しい答えがどこにあるのか。
失恋の悲しさと彼氏への罪悪感が混ざり、私の心に溶け込んだ。
普段の生活では彼氏とイチャラブな作者の私ですが、もし彼氏よりも好きな人が出来てしまったら…と妄想して描きました。浮気は絶対ダメな事!だけど、友達からの浮気話をよく耳にしています。事情があって浮気しちゃうって事もあるんだなぁって思います。
作者は妄想することが好きで、小説を初めて投稿させて頂きました!のはずですが、文章がめちゃくちゃで…
ごめんなさい(´;Д;`)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!