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引いちゃった



初心者限定ガチャは1回限り、10連でSSR1枚確定。

他にも3つ程ガチャの種類があったが、それは全て既存ユーザー向けで、とりあえず俺はこれを引くべきなんだろう。


ダブルピックアップなのか、初心者にも扱いやすく火力の高い朱里あかり、後方支援に最適で全体回復持ちの朱里の妹小羽(こはね)姉妹が出やすいらしい。

因みに姉朱里が異常なほど小羽ラブで、イラストも姉妹が恋人つなぎをして身を寄せているものが起用されている。


出やすいと言っても1.5%の確率だけど。



まぁ出し惜しんでもしょうがない、と10連のボタンを押した。




怪しげなツボに投入されたストーンは次に出てくる時にはカードに変わり、そのカードの色でN、R、SR、SSRを判別する事が出来る。



N→白

R→青

SR→金

SSR→虹色



俺は幸いな事に虹色を2枚出す事が出来た。

虹色以外の演出をすっ飛ばしと、ようやく本命のお出ましだ。



ぴかぴかとイラストを取り囲むように星が散りばめられ光を放つ。



    「やっと会えましたね、ますたぁー!」



   「召喚して頂きありがとうございます。しかし私の妹に手を出したら……分かっていますね?」




――――― パァアアアア ―――

  


「……え、まじ、で…………。どわぁあああぁ!!!」



信じられないとは思うが聞いてくれ。

天井から先程の姉妹が降ってきたんだ。



ふにゅん。…ふにっ。

「きゃ!」


……………。とても嫌な予感がする。

俺は上から降ってきた二人をキャッチするため咄嗟に伸ばした手で、片割れの一方妹のたわわな胸を掴んでしまっていたらしい。


しかしデカイ。ロリ巨乳だ。

俺は現実を確認するように妹の胸をふにふにと揉んだ。


絶対零度の瞳が飛んでくる。デジャヴだ。



      「排除します。」

冷たい声音が聞こえると共に、俺の意識は暗転した。最後に見たのは艷やかな黒髪を腰まで伸ばしたクール系美少女の麗しい膝小僧だった。






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