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非日常への階段





「…………………………。いや、まさか、な。」


床にあぐらをかき、腕を組んだ状態で絶賛俺のスマホとにらめっこ中だ。


笹田にコンビニで勝手にインストールされたゲーム「異能PARADISE」はユーザー数も少なく、持って後1年かってとこのゲームだった。当然、売上ランキングも圏外。このご時世、売上ランキングに入ってない時点で、サービス終了も秒読みなのだ。


それが、ここ最近ソシャゲ売上ランキングで一位を逃したことのない長寿音ゲーを差し置いての一位、……これはやっぱり、そうゆうことなんだろう。笹田の言っていた「美少女をリアル召喚」っていうのも、マジかもしれない。


笹田はあれ以来なにも言ってこなかったけど、まぁあれ以上言っても俺は信じないから気になるなら自分で調べろよなーって事なんだろうとは思う。普通にあの後笹田んちに遊びに行って、帰ってきて、今に至る。


なんか時間があっという間だった。



「…考えてもしかたない。とりあえず起動してみるか。」



Tmitterで調べたところ、リアル召喚できるのは選ばれし主人(ますたー)のみ。キャラクターは選べず、相性のいいものの所へ行くらしい。因みにキャラクターは美少女が多いそうだが、老若男女に受けさせるために人は勿論動物、人外までいるらしい。


主人に選ばれても美少女とは限らず。

ランダム闇鍋ガチャなのだ。


騙したな笹田このやろう。




―――♪♪

「「  異能ぱらだいす!!  」」

タラッタララーン


可愛らしい声優の声が鳴り響く。

BGMはチープな作りだ。



「まずはチュートリアルを始めてね!このゲームの基本になるから、サボっちゃ駄目だぞぅ〜。終わったらプレゼントがあるからがんばってね!新人主人くん♪」

始終音符が付きそうな喋りの案内人に促されるままチュートリアルを進めていった。


もちろん、スキップできるとこはスキップした。


そこから5分後。 


「は〜〜……やっと終わった。チュートリアルの中のムービースキップ出来ないとは。結構時間食ったな…。」

ようやくプレゼントボックスに3の通知マークがつくとごろん、とベットになだれ込んだ。



 初心者ボーナス ストーン3000個


 スタートダッシュボーナス ストーン600個


 ログインボーナス スタミナドリンク1個



ガチャは1回300って所か。

仰向けの状態で早速とばかりにガチャの画面へ飛んだ。





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