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猩々飛蝗 詩集「pf--poem/fabliau」

作者: 猩々飛蝗

ペンを持ち上げノートの上で筆を走らせる

先には光

後ろからは焦燥が追いかけてくる

息が荒くなりペンが重くなった

身体が重くなっていく

気づけば黒く冷たい鉛が液状に絡み付いて胸を貫いていた

だんだん心も冷たく重くなった

少しずつ机にも座れなくなっていた

私は暗い気持ちで横たわっている

それでも空は晴れている


彼らは今日もペンと一緒に紙に向かう

彼らは筆を走らせる

彼らの胸には熱い何かがある

私は重い身体を引きずりそれをよく確かめた

夢だった

私が焦って見失っていたもの

それに触れると様々な夢がふわりと咲くように現れた

最後に私の中から夢が浮かんだ

その中で私は誇らしげに微笑んでいて

鉛は消えていた


私は立っている

空は晴れていた



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