表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きる道を統べる王《凍結》  作者: モダンジャズ昆布茶
序章
11/33

上空、そしてエロティズム


 あの日から、更に数日後。彼らはようやく気付いた。


─────上から街、探せばいいやん、と。


方法としては、2つ。重力操作で重力を弱くし跳ぶか、マイナスで重力を反転させるか。


二人共、成層圏あたりでも余裕で生存可能てあるため、今すぐにでも試行可能だ。今更ではあるが、完全に人間を辞めている。・・・実際、既に人間では無いのだが。



 だから、やってみよう(let's try)



 「位置について!」


 啓が助走を付ける。


 「よ~い」


 クラウチング


 「「ジャンプ!」」



 ───ジャンプである。当たり前だ、上から見ないと行けないのだから。


 10メートルを軽く超え100メートル地点でもまだ加速する。

 1キロ地点でも加速する、のだが・・・、


 「ヴェェェェ⁉」


 風圧で、顔が広がる。音速をとうに超えた速度でかっ飛んでいるのだ。そうなるのも当然だが・・・


 「アハハハハハ!リ、リアル餡パン男(ア○パ○マ○)とか、フ、フフフ、

ハハハハハハァ!最っ高だよ、ご主人!!!」


 方法は不明だが、どうやら上空の啓を確認しているらしいクリュトゥスが、爆笑している。呼吸困難で地面に突っ伏しているが、地獄に落ちろという感想しか出てこない。


 (あいつ、絶対後で絞める)


 密かに啓は心に誓う。




 ──────

 ────

 ──



 「ァァァァァァアアアアア!!!!────ギャア⁉」


 墜ちた。落ちた。落ち着いた。啓は、未だ笑いの発作が収まらないクリュトゥスに近付き、アイアンクローを落とす。・・・乱れた裸ワイシャツに意識を向けないようにしながら。


 

 だってぇ?そりゃそうじゃん。ほぼ裸なんだもの。たとえこいつが、俺のストライクゾーンから遠く離れた、色気ゼロの幼女であっても、今の風景見たら、ねぇ?


 肌が薄く色を帯びて、心なしか瞳も潤んでるんだよ!服はだけた姿で!

・・・これを見て平静でいるのは、ロリコン云々(逮捕案件)とか関係なく難しいだろう。


 いやほんと、こいつは完全に守備範囲外なんだよ?

  ・・・守備範囲外、のはず、なんだけど、ね。


 

 ――――えっろい


 ・・・もう、いっそ、コイツの存在は無視して進もう。幸い、道はわかったことだし。

 



活動報告にも記載しましたが、啓が[スキル:封印]に言及しないのと、

啓のキャラがブレブレなのは、バグではなく仕様です。


気に入ってもらえたなら、コメント・メッセージ•ブックマーク・評価、よろしくお願いします!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ