こんにちは、俺。
「よう。どうしたんだ?」
別に。
「そんな顔すんなよ」
なんで俺の感情が分かるんだよ。
「え、そりゃ自分のことだからな」
チッ。
「おいおい、自分に向かって舌打ちとか……」
うっせえ。
「まあまあ、そんなに怒るなって」
……。
「忘れたか?それとも、支えてくれる人が身近にいたから、ボケたか?おい」
……さあな。
「さあな、じゃねえよ」
……。
「無言か。なら仕方がない」
……どうする気だ?
「決まってんだろ。強制交代だ」
……ちょっと待てよ。
「待たねえよ。それに、お前に拒否権など、無い」
おい、ふざけんな。
「ふざけてるのはどっちだ?」
それはお前
「いーや、お前だ」
何を根拠に
「大切な人と別れ、そうやって自分の殻に閉じこもり、うじうじと情けなく泣きやがって……他の俺らに迷惑が掛かってんだよ」
いや、だって
「待ってろよ。結果が分かるまで待ってろよ!調子が良かったから分裂しても様子見で済ませてやっていたが、もう我慢ならねぇ!!」
……。
「時が来るまで寝てろ」
……いつまでだ。
「さあ、いつになるだろうね?」
……おい。
「あーあ、残念だったな。早く立ち直ってれば何とかなったかもしれねぇのに」
…………おい。
「黙ってろ。今のお前に主導権は無い」
………………。
「こっからは、俺の時間だ」