手
あの日離してしまったこの手。
必要ないのに強がって、
本当は弱くて、脆くて。
支えが必要なのに要らないなんて言って
少しずつ距離が離れて。
あんなに大事にしてたのに、
大事にしてたからこそちょっと遠くて。
近づこうと必死で いつのまにか
みえなくなってて。
気がつけば追い越していて、
また遠くにいて。
近づけば近づくほど、
遠くなるような気がしたんだって。
それは嘘で。
身勝手な言い訳で。
離してしまった手が、
少し寂しく感じて。
ーあの日、自分から離したこの手がいまさら惜しいなんてー。
久しぶりの投稿です。
ここのところ、テスト期間だったりと忙しく投稿できてませんでしたが、その間も作ってたので短編がたくさんあります。
ので、しばらく短編が続くかもしれないですが、お付き合いくださいʕ̡̢̡⌯͒•ɷ•⌯͒ʔ̢̡̢