そして、転校生
二学期が始まる始業式の日
(あ~受験かったるいな~、何かすげ~秘密知って裏口入学とかできね~かな~)
校長先生の長い話が終わり、教室に戻る
起立、礼
「おはよ~ございます」
「はい、おはよう今日は突然だが転校生を紹介する」
「はい、入って!」
「失礼します!」
そこには、太陽があった
燃えるような赤髪
キリッとした目
どこのモデルなのかと叫びたいほどの抜群なスタイル
身長は170ぐらい
胸もで出てて(何カップだろ・・)
「え~、本当は始業式の式中に参加する予定だったのですが、少し遅刻しました」
「私の名前は、桐生エリカ親の都合でこんな中途半端な時期に転校してきました。」
「分からないことだらけだとは思いますが、半年間程よろしくお願いします」
ニコ、っと笑いお辞儀をする。
その笑顔は、まるで向日葵のようであった。
昼休み
「ねえねえ、桐生さん」
「エリカでいいですよ」
「じゃあ、エリカ!」
「はい、何ですか?」ニコ
「ねえねえ、質問していい?」
「いいですよ?」
「あ!俺も俺も!」田中が叫び出した
「あんたは、後で!」
「それで、質問なんだけど前の高校ってどこだったの?」
「趣味は?」
「特技ってなんかある?」
「スタイルいいよね~、もしかしてモデルさん?」
「おいおい、そんなに一気に質問しても答えれるはずね~だろ」
「で?彼氏いるの」
「田中~、今私が質問してるんでしょ!」
「さ~せ~ん」
「も~」
「ふふ、仲かいいのね」
「え、私たち! ただの腐れ縁よ!」
「そうそう、こんな奴と仲がいいわけね~よ」
「なによ!」
「なんだよ!」
「ふふ、私の前の高校は私立鳳凰学院よ」
「趣味は音楽鑑賞」
「特技は水泳かな」
「後、彼氏はいないわね」ニコ
「え、嘘!鳳凰学院って超お嬢様学校じゃない!」
「うぉ~まじか!彼氏いないのか!!俺にもチャンスが・・」
「ね~よ」パン
「うぉ!上田じゃね~か」
「はいは~い!エリカさん彼氏に立候補します」
「ちょ、上田ふざけ・・」
「はいは~い、俺も俺も!」
「俺も!」
男子が集まってこぞって立候補してる
「も~男って!」
女子は呆れた顔でそれを見ている
桐生はそれをニコニコ見ている
(彼氏がいないことを知れたのはラッキーだったな、ナイスだギョウ虫マン)
(そうだ、桐生の秘密を覗き見るか このゴッドアイでな!)
(ふふ・・、秘密を知って、脅しこんなことやあんなことを、まさにこれをするために生まれてきたに違いない!)
(では、早速・・)
桐生エリカ
(秘密な~んだ!)
桐生エリカ・・・外れの教会深夜0時
(は~、何だこれ今までこんな変な秘密なかったよな・・)
(いつもは過去の恥ずかしい体験だったり、誰が誰を好きとかいう秘密だったりしたのに・・)
(まじつかえね~~!!)
「ん~・・、教会って今度取り壊す奴か??」
「ん、教会?」
「え?、あ、桐生さん・・」
「エリカでいいですよ」ニコ
「はぁ、エ・エリカさん」
(どもった~~)
「うん、何か教会の事呟いてたけど・・」
「え?教会、いや~取り壊されるな~と思って」
「え?そうなんだ!うんうん、その前にこの高校って教会なんてあったんですね」
「うん、あるね~何であるかは分かんないけど」
(何しらばっくれてるの??)
「そうなんだ~」
キンコーン、カンコーン
「あ、授業始まるね。バイバーイ」
「あ、はい」
「おい!キモオタ!エリカちゃんと何話してたんだよ!」
「田中、いや、次の授業何って?だけ・・」
「ふ~ん・・、お前キモオタ!エリカちゃん困らせるなよ!」
「え、うん・・あの人は僕にとって高値の花だよ・・」
「分かってるならいい!」
「はい、お前ら席に付け~!」