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むかしおばかばなし  作者: 花街ナズナ
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さんねんねたろう

昔々、という体の現在。


あるところ、という体のここに更新が滞っている連載がありました。


「いや、滞っているというのはいささか語弊があるね。連載の間隔が非常に空いているだけであって、それほど大したことじゃない。というより、元来これは他の作品と違い、公開前提のリハビリ作業……つまりドキュメンタリーに近いわけだから、普通のカテゴリとして扱うのはそれ自体に問題があると思うよ?」


ん、あれ……?


おたくは、どなた様?


「ああ、三年寝太郎という体の何かさ。まあストレートに三年寝太郎であってもいいんだけど、そうすると(今、起きてるじゃん!)とか無用なツッコミが入る危険性があるからね」


お、おう……。


「で、本題なんだけど」


随分と端折るね、おたく……。


「時間が勿体無いんだよ。いちいち細々と説明してたら時間がどれだけあっても足りなくなるし。と、そんな無駄話はどうでもいいんだ。本題をさっさと片付けよう」


うん……まあ、本当なら何故、おたく地の文と自然に会話してんの? ってツッコミたいけど、我慢するよ……。


「話が早くて助かるね。いや、別に難しい話じゃないんだ。前述した通り、これってはっきり言ってしまえば公開リハビリなわけ。てことは、目的が達成されれば書く必要も同時に消失する。この理屈はアンダスタンド?」


ええ……とりあえず言ってる意味は。


「なら結構。だから現在、二作同時連載を抱えている書き手としては、もう今回のリハビリは終了なので、これの更新が停止するのは当たり前ということ。分かるかな?」


えーと……それはつまり……目的は達成したからこの連載は強制終了……てこと?


「いやいや、物事はそう単純じゃないよ。だってまたこの先、リハビリの必要が出た時にはどうする? 改めて他の公開リハビリを投稿するの? 面倒でしょ、そんなの」


ということは?


「塩漬け」


……は?


「ここってさ、一旦連載終了させても設定変更で再度連載再開できるのよ。だから次のリハビリが必要な時が来るまで形式的に完結扱いにして塩漬け。そしてまた書き手が不調になったら連載再開」


……書き手の調子が悪くなると連載が再開されるとか、なんか変な話だね……。


「だから言ったろう? 元からこれって普通のカテゴリじゃないって。というわけで、眠らせてもらうよ。また書き手が不調になったら起きるけど」


はいはい、おやすみなさい……。


「うん、おやすみ。まあ最後に矛盾すること言えば、ずっと起きずに済めばそれに越したことは無いんだけどね。これが再開されないイコール書き手が不調になってないってことだからさ」


そりゃ、ね……その通りなんだけど……。


「まあいいや。とにかくおやすみ。書き手の身になって思えば、これが永遠の眠りであることが望ましいというのが複雑な心境だけど……」


確かに……その辺り、変に複雑な気分かもね。


「……Zzzz……」


ふむ。

寝付いたみたいですな。


さすがは体だけとはいえ三年寝太郎。寝つきがすこぶる良い。


と、いうわけですので、


突然ですが今回にて一旦、こちらは連載終了となります。


目的の関係上、本来なら公開に堪えるものではなかったものでしたが、ご奇特にも目を通して下さっていた皆様には改めまして心より御礼を申し上げます。


もしも連載が再開された時は、


それはすなわち書き手の不調を示すものですので、「ザマァッ(笑)」と指差して大爆笑してやってください。


さて、


そういうわけで、やはり最後は様式美で〆させていただきます。


皆様、これにてひとまずはさようなら。


めでたしめでたし。


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