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story.88

「……突っ込みが不足してるな」


セフィ、フィル、エリスのやりとりにエリトラはため息を吐くが、


「……気にするな」


クロスはすでに諦めているのか3人の様子を気にする様子はない。


「……はぁ」


エリトラはパーティーのまとまりのなさにこの依頼を受けた事を後悔しはじめたのかため息を吐くと、


「エリトラさんは知ってたんですか?」


セフィは何を思ったのか、エリトラにエリスが説明してくれた事を知っていたのか聞く。


「……まぁ。それくらいはな」


エリトラはセフィの質問に少し間がありながらも答えると、


「やっぱり、常識なんですね」


セフィは自分だけが知らなかったと思い少し落ち込んだ様子でうなだれるが、


「エリトラさんは知らなかったみたいですね」


「クー」


「エリトラは冒険者よりは傭兵に近いからな」


エリトラの間に3人はセフィがエリスに教わっていた事をエリトラが知らなかったと判断したようでセフィに聞こえないように言い、


「……黙ってろよ」


エリトラは3人を睨みつける。


「……あぁ」


エリトラの言葉にクロスは別に誰かに話す必要もないと思っているのか頷くが、


「エリトラさん、1つ貸しです♪」


エリスはにっこりと笑いながらエリトラに言うと、


「……わかった」


エリトラは何かを諦めたかのように頷き、


「鍛冶師ってのは職人だと思ってたんだけどな。ちゃっかりしてやがる」


エリスの事を皮肉混じりに言うが、


「鍛冶師も商才がないとつとまりませんから」


エリスはにっこりと笑ったまま言う。



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