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story.87

「あの、探索はしないんですか?」


一直線に鉱山を進んで行くクロスを見て、セフィが首を傾げながら質問するが、


「……黙れ」


クロスはセフィの質問に答えるのが面倒になっているのか冷たく言い放つと、


「クロスくん、質問にはきちんと答えましょうね♪」


エリスは笑顔でクロスを叱りつけるように言い、


「セフィちゃん、良いですか。探索依頼は新たに発見された遺跡の時は探索して見つけたものは冒険者が持ち帰って良い事になってます。これは暗黙のルールです」


セフィに説明を始め出す。


「はい」


セフィはエリスの言葉に頷くと、


「今回は鉱山の奥から響く唸り声の調査です。良いですか。ここは鉱山なんです。鍛冶師組合の人達が鉱石を発掘するための場所なんです」


エリスはここが鉱石だと言う事を強調する。


「それはここで見つかったものは鍛冶師組合のものって事ですか?」


セフィ首を傾げると、


「それもありますけど、基本的に鉱山からは冒険者さんの収入になるようなものはあまりありません。鉱石を持って帰っても、加工しない限り、収入にはつながりません。それに加工するには……」


「鍛冶師組合を通さないといけない?」


セフィはエリスの説明の意味が理解できたようでエリスに聞き返し、


「正解です。良くできました♪」


「クー♪」


エリスは笑顔でセフィに向かい言い、フィルはセフィを誉めるように声をあげる。



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