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story.84

「ですけど、今は依頼の方を優先させないといけないんじゃないですか? ここでこんな事をしてると調べる時間がなくなってしまいますよ」


セフィにはエリスの考えが理解できないようで先に進もうと言うが、


「前にも言っただろ。これは冒険者の正当な収入だ。冒険者と言えば聞こえは良いが俺達は定職も持たない身だ。収入になるものはしっかりと集めないといけない」


クロスは冒険者と言う職業を理解していないセフィに向かい言うと、


「ですけど……」


セフィは依頼を受けている事もあるのか、早く先に進みたいと考えているようで苦笑いを浮かべながら、エリトラに助けを求めるような視線を送るが、


「……やるなら、速くしろ。お前が倒したんだから、決定権はお前にあるんだ」


エリトラはクロスとエリスの行為に理解はあるようだが、待っているのが苦手なのか少しイライラとした口調で言い、


「あぁ」


クロスは当然のように頷きながら、素早くヴァイパーから皮膚を剥ぎ取り、


「クロスくんが処理をしてくれると速い上に丁寧で助かります」


エリスはクロスの様子に感心したように言い、


「このお仕事が終わったら、武具の材料集めに付き合ってくださいね」


エリスはクロスに自分の仕事を手伝って欲しいと頼むが、


「断る」


クロスは即答でエリスの仕事は手伝わないと言い、


「お願いしますね♪」


しかし、エリスはクロスの返事など気にせずに笑顔で言い切り、


「それじゃあ、出発です」


クロスの返事など気にせずに先を進み出す。



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