story.83
「……」
クロスは剣を振り、剣に付着したヴァイパーの血を飛ばすと、
「……一刀両断かよ。セフィをやる気にさせる意味ってあったのか?」
エリトラがクロスを見てため息を吐く中、
「……やりました」
クロスがヴァイパーの頭を斬り落としたのを見て、緊張の糸が切れたのかセフィはその場にへたり込んでしまう。
「……先に進むのに最低限で使えるかの確認をしただけだ」
クロスはセフィを気にするわけでもなく、エリトラのため息混じりの言葉にそう答えると、
「まぁ、確かにいきなり強敵ってよりは良かったみたいだけどな」
エリトラはへたり込んでいるセフィを見て苦笑いを浮かべる。
「クロスくん、キレイに革を剥いでくださいね。へんなキズが付くと売値に影響がでますから」
エリトラが苦笑いを浮かべながらセフィを見ていると、エリスの口から今までの会話からまったく想像できない言葉が発せられ、
「……あぁ」
クロスはエリスの言葉に何か言うわけでもなく頷き、ヴァイパーの身体にナイフを突き立てヴァイパーの皮膚を剥いでいく。
「……何をしてるんですか?」
セフィは目の前で行われている作業にセフィは唖然としてクロスとエリスに聞くと、
「……見ればわかるだろ」
クロスはくだらない事を聞くなと言った感じで言い、
「わたしは使いませんけど、ヴァイパーの皮膚は防具の材料にもなりますから、良い値段で売れるんですよ」
エリスは当たり前のようにヴァイパーの皮膚を売ると言う。




