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story.75

「こちらは依頼人なんだから、そんなに睨まないでくれないか」


デュオがエリトラに向かい言うが、


「悪いな。俺は仕事をする上で、依頼主をしっかりと見極めないといけない質なんでな」


エリトラは表情を変える事なく言い、


「……依頼人は嘘を吐くか」


クロスはエリトラの言いたい事がわかっているようでぼそりとつぶやくと、


「エリトラさん、ダメですよ。他人を疑うなんて良くない事です。他人を疑うと言うのは悲しい事です」


セフィがエリトラの言葉に文句を言おうとする。


「……お前は黙っていろ」


クロスはエリトラにはエリトラなりの考えがあるとわかっているためかセフィを黙らせると、


「ですけど、クロスさん」


セフィは矛先をクロスに変えようとするが、


「黙っていろ」


クロスは聞く耳は持っておらず、


「うー」


セフィは文句がありそうな表情でクロスを見る。


「まぁ、エリトラなりの冒険者としての心得と言うところか」


デュオはエリトラの様子に気分を悪くする事なく言うと、


「そう言う事だ。依頼主の本質を見極められないばかりに全滅ってのはゴメンだからな」


エリトラは頷くと昔の事を思い出しているのか少し悲しげに笑い言う。


「確かにそうだな」


デュオは頷くと、


「こちらとしては別に隠す必要は感じていないし、今までの探索で手に入れた情報は全て伝える。エリスにもすでにわかっている事は伝えているからな」


エリトラにこちらは何も隠す事はないと言い切り、


「それでは依頼内容の確認を始めよう」


依頼内容を話し始める。



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