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story.19

「こ、こいつ、どこから!?」


「そんな事は良い。そいつから殺れ!!」


クロスの姿を確認して、襲撃者は声を上げ、クロスに斬りかかってはくるが、


「……」


その剣はクロスを捕らえる事は出来ない。


「ちっ」


襲撃者のリーダーらしき男はクロスの動きをとらえきることが出来ずに舌打ちをする。


(……こいつは少しレベルが上みたいだな)


舌打ちをした男の様子を見て、クロスは改めて剣を構え、攻撃に移ると男はクロスの素早い攻撃をなんとか受け止めて行くが、


「チェックメイトかな?」


しばらく、剣の打ち合いの音が響いた後、クロスの剣の切っ先は男の喉元に向けられている。


「……みたいだな」


男は諦めたようにそう言うと、


「……殺せ」


何かを決意したように言うと、クロスは男の喉元に剣を突き刺そうとするが、


「クロス、待て。そいつには聞きたい事がある」


ホックは男に話があるようでクロスを止めると、


「お前達から、血の臭いがした。俺達の前にも人を襲ったのか?」


男に向かい他にも同じように人を襲ったかと聞く。


「……そんな事を答えると思うのか?」


男は答える気は無いようでそう言うが、


「クロス、どうする?」


「……お前がリーダーなんだろ。俺はお前の指示に従う」


クロスとホックは男の答えで、少し前に人が襲われている事を確信する。


「……まぁ、見捨てるのは寝覚めが悪いよな」


ホックは苦笑いを浮かべ言うと、


「安全だと言って、警戒もしないバカが悪いんだろ」


クロスは冷たく言い放つ。


「まぁ、それは納得だけどな」


ホックは真面目な表情をすると、


「だからと言って、見捨てるわけにもいかないからな」


「……あぁ」


ホックの言葉にクロスは頷き、


「フィル」


「クー」


フィルを呼び寄せる。



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