story.15
「おっ、きたな♪」
クロスとフィルが集合場所に行くとホックのパーティーはすでに集まっていてホックはクロスに駆け寄る。
「……遅れたか?」
すでに集まっているメンバーを見て、クロスはホックにたずねると、
「いや、まだ時間がある」
ホックは苦笑いを浮かべながら答えると、クロスはその答えに何かあると思ったようで、
「なら、どうして、こんなに早く集まっているんだ?」
ホックに聞き返すと聞くが、その疑問にホックは苦笑いを浮かべたまま、
「この町から離れるのが初めてだから、よく眠れなかったらしい」
パーティーが早く集まった理由を言うと、
「……ガキかよ」
ホックの答えにクロスは呆れたようなため息を吐く。
「そう言うなよ」
そんなクロスを見て、ホックは苦笑いを浮かべたまま言うが、
「それで依頼人は?」
クロスはあまりにくだらない理由だったため、話を仕事の方に変える。
「まだ、集合時間には早いからな。もう少ししたら着くだろ」
ホックは依頼人はまた着いてないと言うと、
「……そうか」
クロスが頷くのを見て、
「今のうちにメンバーを紹介しとくか?」
ホックは自分が所属しているパーティーを紹介しようとするが、
「遠慮する。別になれ合うつもりはにいしな」
クロスは興味がないようでそう答える。
「まったく」
クロスの反応にホックはため息を吐くと、
「一応はこれからしばらくは寝食を共にするんだ。少しくらいは興味を持てよ。お前の好みの娘もいるかもしれないぞ」
クロスをからかうように言うが、
「……興味ない」
クロスは表情を変えずに答える。
「何だ? セフィって娘以外に興味はないって事か?」
そんなクロスを見て、ホックはイタズラな笑みを浮かべると、
「……何で、あのバカが出てくるんだ?」
クロスはため息を吐く。
「親父から、お前に近づいた命知らずの娘がいるって聞いてな」
ホックが笑うのを見て、
「……はぁ」
クロスはため息を吐いた後、
「一応、依頼の確認くらいしておくか」
依頼内容をホックに聞く。