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17 お買い物

買い物はダイジェストかな?

「琥珀ちゃん、これも似合いそうねぇ♪」

「そ、そうですか?」


琥珀を着せ替え人形にして色んな服を着させる母さん。さっきから俺の嫉妬ゲージが貯まっているのを感じたのか父さんが苦笑気味に言った。


「女の子の服は母さんに任せよう。僕らは荷物持ちに徹するのも仕事だよ」

「……分かってても嫉妬はするでしょ」

「本当に暁斗は琥珀ちゃんのこと好きだね」


そりゃあ、可愛い彼女だしね。そんな風に話していると買い終わったのかこちらにやって来る琥珀。服装は今朝の借り物から可愛い所謂セーラーワンピというのだろうか?それに替わっており、嬉しそうに駆け寄ってきた。


「あっくん、お待たせ」

「ああ、お帰り。その服可愛いね」

「えへへ、ありがとう」


本当に可愛らしくていい。でも、こんなに可愛い琥珀をこんな人の多いところでますます1人には出来ないと気合いを入れ直していると、後ろからやってきた母さんが琥珀の肩に手を置くと微笑んで言った。


「じゃあ、今度は下着ね。今度は暁斗も一緒に選ぶ?」

「ふぇ!?そ、それは流石に恥ずかしいですぅ……」


本当なら俺がそばにいたいが……更衣室で押し倒してしまいそうだし我慢かな?


「はぁ……下着終わったら返してよね」

「あら行かないの?残念」

「それはまた今度」

「はぅ……」


顔を真っ赤にする琥珀。うん、もう少し大きくなったら2人でそういうイベントもこなそうと密かに思っていると琥珀の後ろを大柄な人が通って琥珀がよろけそうになる。それを咄嗟に引き寄せたので公衆の面前で抱きしめる形になったが……不慮の事故だからセーフだろう。


「あ……あっくん……?」

「琥珀。大丈夫?」

「う、うん。ありがとう……」


怪我がなさそうでホッとしているとそれを見て母さんがニヤニヤしながら言った。


「暁斗。琥珀ちゃんが可愛いからってオイタしちゃダメよ?」

「するなら合意の上でするよ。可愛い琥珀を俺は守りたいからね」

「はぅあぅ………」


ぷしゅーと沸騰する琥珀。なんだろう……服装が少し違うだけでいつもの赤面とは違った魅力を感じてしまう。まあ、俺は多分どんな琥珀でも萌えるけどね。あ、でもNTRだけは無理かも。琥珀に関してはガチでそれがあれば俺がフライするかもしれない。マジで。


まあ、俺から琥珀を寝取る輩がいるならそいつを本気で殺しかねないが………やっぱりもっと琥珀に俺のことを刻んでおかないとね。


そんな風に思いながらしばらく琥珀を抱きしめるのだった。しかし、琥珀は本当に抱き心地良くて幸せになれるねぇ。

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