134 姉と義妹
(*´ω`*)
翌日、朝食を食べてから、荷物をまとめて俺は琥珀とのんびりとしているが、他の皆はバタバタと忙しそうだ。まあ、今日が帰宅の日なのでそうなるのは仕方ないだろう。
「あら、暁斗達は準備終わったの?」
そんな中で、自身も準備が終わったのか梨花姉さんが話しかけてきた。
「まあね、お祖父ちゃんはいつも通り?」
「ええ、車に乗せきれないほどに孫用にお土産渡してきてるわ」
娘と孫が可愛い祖父なので、そうなることは必然だった。この時ばかりは、いつもは祖父の相手を父に任せている叔父達もある程度止めに入らないといけなかったりする。今頃は高度な駆け引き (という名の押し付け) が忙しいだろうが、俺たちは関与しないでおく。
「年末まで、琥珀ちゃんとも会えないわね。いつでもメールしてきていいからね」
「ありがとうございます、梨花さん」
やはりというか、従姉妹達ともアドレス交換していたようだ。まあ、琥珀の味方が増えるのはいい事だし、素直に喜ぼう。男のアドレスは俺だけなので、そこで満足しておく。
「ふふ、なんか新鮮。琥珀ちゃんみたいな素直な妹初めてだから」
「麗奈姉さんは素直じゃん」
「麗奈は元気すぎるから……その点、琥珀ちゃんは静かで可愛いからね」
まあ、確かに麗奈姉さんの場合、お姉ちゃんという立場をえらく気に入っており、年下が好きなので仕方ないかもしれない。
「義妹ってことになるのかしら?」
「まあ、結婚するつもりだしそうだね」
「あら、大胆」
「本心だからさ」
嬉し恥ずかしそうにモジモジする琥珀たんが可愛すぎてヤバい。本当に恋人も楽しいけど、早く夫婦になりたいものだ。というか、俺の場合琥珀以外と結婚どころか、恋愛すらする気ないから、自然とそんな感じになるのだろう。
「ラブラブみたいで良かったわ。そういえば、暁斗の中学は文化祭一般公開するの?」
「いや、残念ながら2日間の地味なやつしかやらないらしいよ」
「そっかー、じゃあ、高校の文化祭は呼んでね」
「分かったよ」
今年は琥珀とクラスが違うので、あまり文化祭にモチベーションが上がらないんだよね。ただでさえ、今の中学ではあんまり面白く感じなかったイベントなのに、やる気がまるで出ないんだよね。
まあ、別クラスの琥珀の出し物だけはしっかりと見て、記録しておくつもりだ。本当は授業中ですら離れたくないので、早く2年生に進級してクラス替えして欲しいものだ。その際は確実に浪川も同じクラスになりそうだが……それは諦めて、琥珀のために我慢しよう。




