133 天然もの
(´>∀<`)ゝテヘッ
「あっくん、ただいま〜」
多恵叔母さんが出ていってからしばらくして、戻ってきた琥珀。どうやら、従姉妹達とは仲良くできてるみたいで何よりだ。
「おかえり琥珀。楽しめた?」
「うん、お姉さん達優しいね」
「そうかもね」
「でも、やっぱりあっくんが側に居ないのは少し寂しかったかな……なんて……」
ちょっと、琥珀さん。不意打ちは卑怯ですよ。もうさ、こういう天然さんなのが琥珀の狡い所だよね。天然で可愛いって凄すぎる。普通の人がやったらアザとそうなのに、琥珀の場合天然で、素で言ってるから尊すぎる。
「俺も、琥珀といないと寂しいから、帰ってきてくれて嬉しいよ」
「えへへ……あ〜くん♪」
スリスリと抱きついてくる琥珀。しばらくそうしていたが、ふと首を傾げて聞いてきた。
「あっくん、さっきまで誰か居たの?」
「多恵叔母さんが来てたよ。よく分かったね」
「なんか、少しだけあっくんから違う匂いがしたから……」
琥珀たん匂いフェチなのだろうか?まあ、俺も琥珀の匂いが好きすぎてヤバい奴状態なんだけど、もちろん目の前でくんかくんかするような真似はしない。琥珀の前ではイケメンで居ようと決めてるからだ。
「多恵さん……何話してたの?」
おっと、琥珀たんジェラシーってるのだろうか?いいねー、素晴らしい程に可愛い。この顔を写真に残したいけど、まずは不安を取り除いてあげないとね。
「お酒飲んでるのに付き合ってたんだよ。あとは、琥珀の話をしてた」
「私の?」
「うん、可愛い彼女の自慢話だよ」
嘘ではないから、多分大丈夫だろう。まあ、多恵叔母さんが琥珀とのことを色々聞いてくるのだが、その度に若者は眩しいね〜、みたいな感じで年寄り風吹かしてくるのが凄かった。
普通は若く見られたいだろうが、祖母の血を色濃く受け継ぐ叔母は、ガチで未成年にしか見えないので、そのことを気にして早く歳をとりたいとさえ言っているほどだからね。
というか、母とそんなに歳が変わらないはずなんだけど……昴叔父さんのロリコン疑惑も納得しかないよね。まあ、精神年齢的には俺もロリコンなのかもだけど、俺の場合どんな琥珀でも愛せるから例外だろう。
「可愛い彼女……えへへ……」
……というかさ、琥珀さんは何故にこんなに可愛いの?もうさ、何をしても可愛いから、いい加減我慢できなくなりそうだよ。琥珀の意志を尊重するつもりだけど、歯止めが効かなくなりそうなのが恐ろしいところだ。琥珀との間に子供出来たら、ガチで溺愛する未来しか見えない。だって、可愛い琥珀との子供だよ?もう、その未来しかないよね。




