116 琥珀だから
(мё≧口≦)σ(≧∀≦уομ)
「きゃっ!冷た〜い」
スイカも食べて、大人たちの手伝いも少ししたので、俺たち子供はそうそうに開放された。父や叔父達はまだまだ元気な祖父と一緒に畑仕事だが、たまの休みにご苦労さまと言いたくなるほどだ。
とはいえ、ここで父達が頑張ればお土産で野菜や果物が期待できるので、男衆の頑張りにかかっているのだろう。それに何気に楽しそうに畑仕事してる姿を見ると止めるのも躊躇われるわけでして。
さて、そんな訳で大人達が頑張ってるところ、俺と琥珀は近くの川に遊びに来ていた。
白のワンピース姿がなんとも天使に見える琥珀は、川に手を入れると冷たさに可愛らしく驚いていた。
「あ、お魚さんもいる」
「場所が場合だからね」
ド田舎で、川も澄んでいるので魚もよく見える。
「ふふ、本当にいい所だね」
「老後はこういう所で2人でのんびり過ごすのもいいかもね」
「おじいさんなあっくん……きっと、カッコイイね」
「琥珀は可愛いおばあさんかな」
さりげなく老後までの言質を取っておく。歳をとっても仲良しな夫婦でいたいものだ。多分俺の場合琥珀が何歳だろうと愛する自信があるので、あまり心配はしてないが、心から愛してる人なら例えいくつ歳をとっても変わらない愛情を持てるだろうと確信している。
「おばあさんか……私、歳を取ったらお祖母様みたいな綺麗な人になりたいな」
「琥珀は多分可愛い感じになるだろうね」
「むぅ……嬉しいけど、複雑……」
そう言いながら少し頬が緩んでいるのを見逃す俺ではない。本当可愛いヤツめ。
「……あっくんの家族はみんな優しいね」
「誰にでも優しい訳じゃないよ」
「え?」
「琥珀だから、皆受け入れてくれたんだよ。もう琥珀は俺たちの家族なんだからさ」
「あっくん……」
祖父母や叔母達、それに従姉妹達も本当に嫌な相手ならこんなに歓迎はしない。俺と同じ……いや、俺程ではなくても琥珀の優しさを理解しているのだろう。琥珀のことを1番分かってるのは俺だって譲らない。だけど、琥珀のことをきちんと見てくれる人が増えるのはいいことだ。
少なくともあの最悪な家族のような輩を二度と琥珀に近づけるつもりは無い。琥珀は優しいから、きっとあんな連中でも頼られれば見捨てられないかもしれない。そんな琥珀の優しさを利用するようなクズは俺が許さない。どんな手段を使っても琥珀は絶対に守ってみせる。
優しく頭を撫でると恥ずかしそうに……でも、嫌じゃなさそうに頬を赤くする琥珀はなんとも可愛かった。うん、俺の嫁マジ天使 (キリリっ)




