111 パジャマパーティーin従姉妹
٩(.^∀^.)งLet's go
とある寝室の一角、そこには女の子達が集まっていた。琥珀を連れてきた麗奈に、その姉の梨花、楽しげな結女とその姉の未来。
多恵の子供の愛衣と麻衣は興味が無いと早々に寝入ってしまったから居ないが、殆どの子供が勢揃いしていた。
無論、琥珀という弟の暁斗が連れてきた彼女から根掘り葉掘り色んな話を聞くためだが、その琥珀はまだ慣れないのか少し緊張してる様子だった。
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。と、言っても、難しいかな?」
「……ん。シロちゃんと話したいだけ。特に他意はない」
「そうそう……って、麗奈ちゃん?」
何故かいつもなら盛り上げ役になるはずの麗奈は神妙な顔で琥珀の胸を見つめてから自分の平らな胸を揉んで呟いた。
「お姉ちゃんなのに……私の方が小さい……」
「胸なんて大きくてもいいことないよ?重いし」
「だよね〜」
ここでも、持つ者と持たざる者は違いが生まれる。持つ者である梨花と結女はそう答えるが、その言葉に持たざる者である麗奈と未来の顔が曇る。
「巨乳な2人には分からないよ……この悔しさは」
「……ん。胸は大切」
「ひゃっ!」
そんなことを言いながら未来は琥珀の後ろに回り込むと、発展途上ながらも豊かな胸を揉みながら言った。
「……ん。凄い。マシュマロみたいに柔らかい」
「え?本当?私も揉みたい!」
「や、止めてくださ……ひゃん!」
「こーら。セクハラ禁止」
梨花に止められて不服そうな2人だが、琥珀はホッとしていた。
「ごめんね、2人が悪戯して」
「いえ……止めてくれてありがとうございます」
「あんまりやり過ぎると暁斗に怒られそうだからね」
「えっと……」
「ふふ、だって、シロちゃん。顔に出てるよ。『あっくんに申し訳ない』って。女の子同士でもあんまりセクハラしたら嫉妬するだろうしね〜」
先程のようなことを暁斗にされたら……ふと、そんな想像が過ぎってしまう。恥ずかしいけど、暁斗が望むなら琥珀はきっと受け入れてしまうだろう。
「確かに、暁斗ってば、恋愛に関してはあんなに積極的なんだね。びっくりしたよ」
「……ん。恋は人を変えるから」
「ん〜、でも、暁斗はあんまり変わってない気がするなぁ。なんていうか、普段は隠してる部分が出てるだけな気がする」
「お、流石自称お姉ちゃんだね〜。暁斗のこと良く分かってる」
「……ん。暁斗はシロちゃんにベタ惚れ」
話題の主である琥珀は恥ずかしそうではあったが、自分の知らない暁斗のことも少し聞けて幸せではあった。ただ、傍に暁斗が居ないのが寂しくはあったが……同時に琥珀と暁斗のエピソードもかなり色々話してしまったが、本当に大切な思い出はそっと胸の中に閉まっておいたので大丈夫だろう。




