公衆トイレに入ってたら変態に遭って個室から脱出できない少年の話
『しゃぶらせて
気持ちいいで
ノックするからよかったら
ドアあけて』
突然だが俺はこの、恐怖しか煽らない怪文書を目の当たりにしている。
場所はあまり人の居ない公園にある小さな公衆トイレの中だ。
高校からの帰り道、腹痛に襲われた俺はこのトイレの個室に駆け込んで用を足した。
水洗トイレを流して、さて個室から出るかと思ったときに──トイレのドアの隙間からこんな文字が殴り書きされたメモがスッと差し出されたのだ。
ちなみにここは当然ながら男子トイレだ。俺が男だから当たり前である。
つまり、この個室の外には、俺の何かをしゃぶろうとしている男が待ち構えている。
コンコンコンコン。ノックの音が鳴り響く。
(こわああああああああ!!)
俺は歯の根が合わぬ恐怖を感じた。当然ながらそんな趣味はないし(LGBTを差別する意図は無い。念の為)、絶対に性行為なんぞさせたくない。トラウマモノだ。
しかしながら。
ここは一箇所しか出入り口のないトイレの個室であり、当然ながら外に出るにはこのドアを開けるしかない。
ドアを開ける→「グフフ開けたってことは合意だよねボクゥ……」→死というパターンに入るのだ!
なんだこのハイかイエスかで答えなさいみたいな詰んでる状況。
コンコンコンコンコンコン!!
「ひっ」
強くなったノックの音に思わず息を呑む。ドアの向こうに誰かが立っているらしき影が見えるけど、詳しく確かめることは恐ろしくてできない。
幸いなことは、このトイレは上部開放型(天上付近が開いている個室)ではなく、完全密閉型なので無理やりドアを登ってエントリーされたりはしないということだ。
同時に、密かに登って一気に脱出する作戦も使えない。
足元は若干隙間が開いているけれど、手首も入らないぐらいだろう。
俺は呼吸を整える。古いトイレの臭いを吸い込んで気分が悪くなりそうだったが、この危機的状況を乗り越えなければもっと気分が悪いことになる。
「う……失せろ! ぶっ殺すぞこの野郎!! おあ゛ーッ!!」
気合を入れて叫ぶけれど、恐怖からかIQの高そうなことが言えない。謎の威嚇も追加して、どうにか男を追い払おうと考えた。
心底俺はそういうのに興味が無くて、やる気も全然無いということを表明すれば、合意を得られない行為は犯罪なので相手も引くかと思ったのだ。
歯が震えないように噛み締めて、静かになったトイレの中で待つ。外の男はまだ出ていった気配は感じない。
どうするだろうか……
スッと自撮り棒らしきものに付けられたスマホが、トイレの下から付きこまれた。
俺はゾクッと背筋に鳥肌が立って後ずさり壁に背中をつける。同時に、パシャパシャとスマホの撮影音が響く。
中にいる俺を撮影したようだった。怖い怖い怖い怖い。なんのため!? 獲物確認!? 泣きそう。
踏みつける勇気も行動力も発揮できないままスマホはまたドアの向こうに消えていった。
動悸が収まらぬうちに、再び紙が差し込まれる。
『しゃぶるだけやで。
安心して
開けて』
安心できる要素ゼロ。何をしゃぶるの!? 俺を『しゃぶしゃぶブッフェ~おやさいたっぷり~しゃぶ葉』(安くて旨くてご機嫌なお店)にでも連れて行ってくれるの!?
「ああ……友達と小遣いを奮発して食べに行ったしゃぶ葉。でも腹いっぱい食べたな……あいつはやけにワッフルを焼くのが得意でいつも俺の分まで焼いてくれて異常に旨くて……」
はっ!?
いかん。恐怖のあまり現実逃避をしてしかも独り言まで呟いていた。
相当精神が参っている。
……そうだ! スマホだ! 文明の利器、携帯電話があるじゃない! これでけっ警察を呼ぶんだ!
警察にかかれば変態もイチコロだ! ここの街の警察は、年に三回は犯人を殴りすぎたとかでニュースになっていて強さを全国に誇る! 本当に誇って良いのだろうか。
兎にも角にも通報が一番だ。俺はおもむろにスマホを取り出した。
ポチッ。
……
……
バッテリー切れ──!!
グワオ! ズワオ! 思わず頭を抱えてそんな叫びをあげたくなった。
なんで肝心なときに! あいつだ! あのワッフル焼くのが得意なフレンズ! 放課後に俺の携帯で延々ゲームを遊んでいた! 最近ハマってるDOOM系ソシャゲは動きが激しくてバッテリー消費が激しいんだ! 「メンゴメンゴ」とか言いながら乳酸菌飲料っぽいの飲ませてくれたけど、なんか腹痛くなってこのザマだ。なんだそのコンボ。
とにかく完全にスマホはブラックアウト。通報どころではない。ど、どうしよう……
はっ……落ち着け。外に居る人類の敵は俺のスマホが電池切れとは知らない。
そして中で通報したフリをすれば、さすがに警察が駆けつけてくる前に逃げるのではないだろうか? この街の警察が持っている警棒はアルミ合金とは名ばかりで、鉄製の棒の周りにアルミホイルを巻いている。長さは120cm。学校のヤンキーが腕の骨を折って入院したときそう語っていた。
そのような凶悪人物がやってくるとなれば、変態は逃げるしかない。はずだ。
俺はおもむろに、画面の点かないままの携帯を顔の横にくっつけて声を外まで響かせる。
「もっもしもし! 警察ですか! 呑家喰公園の公衆トイレで、変態が個室の前で待ち構えていて、助けてください!」
あたかも通報したように、臨場感たっぷりに声を出した。実際、怖すぎて声が震えていた。
効果はどれぐらいあっただろうか……俺は暫く外の気配に耳を澄ませていると、やがてタイルの上を歩いて立ち去る音が聞こえて、ほっと息を吐いた。
どうやら変態は去ったようだった。
今すぐにでも帰りたいところだけれど、公衆トイレの外で変態が待ち構えているかもしれない。それにすぐ後を続いて出ては通報もブラフだと気づかれるだろう。かといっていつまでも籠もっていて、警察も来なかったら相手は再びやってくるかもしれない。
少し時間を開けて個室を出て、体育の授業のようなダッシュで公園を脱出。それしか方法はない。
コツン、コツンと足音が聞こえて、俺はドキッとした。戻ってきた?
コンコンコン。ノックされる音に鳥肌が立つ。そして外から、
「警察です。開けてください」
と、声が聞こえた。け、警察か……なら大丈夫……ドアを開けて警察と一緒に公園を出れば……
ん!?
俺はドアの鍵に触れた手を引っ込めた。
ちょっと待て。俺は実際に通報していないぞ。なんで警察が来るんだ!? しかもこんな早さで!
コンコンコン。
「警察です。開けてください」
コンコンコンコンコンコンコンコンコン。
「警察です。開けてください警察です。開けてください警察です。開けてください警察です。開けてください察です。開けてくださ警察です。開けて警察です警察です警察です警察警察警察」
「ぎゃああああ!?」
連続するノックとリピートされる抑揚のない音声。スマホから動画かなにかを引っ張ってきて再生しているだけだこれ!?
怖い! なんなのこいつ! 行動がサイコパス系犯罪者のそれだぞ!
そしてまたスッと差し込まれる紙。
『携帯充電切れてるんやろ。
貸したろうか。
しゃぶらせてや』
ヤダー!
どこの世界に携帯の充電と引き換えに貞操を差し出すバカがいるのか。日本の若者のスマホ依存はそこまで酷いとこのおっさんは思っているのか。
やばいやばい……通報が不可能って相手に知られてしまった……なんで気づいたんだこいつ……
考えろ! こうなれば相手を倒してでも逃げないといけない!
俺はトイレに持ち込んだバッグを開けて武器になりそうなものを探した。
・飲みかけのペットボトル(中身は水道水)
・タオル
・制汗スプレー
・借りた本『写楽ホームズ・マダラのヒモ男』
・財布(小銭ばかり)
・学校で配られたプリント類
・充電の切れたスマホ
さあこれを使って外の変態を倒せ!
……
無理じゃね? 男子高校生なんてこんなものぐらいしか持ってないのが普通だけど、もうちょっと役に立つものとか入れておくべきだった……熊撃退スプレーとか、スタンガンとか……
ただ足の骨を複雑骨折で入院した同級生のヤンキー曰く、そういうのを所持していた場合警察官からの殴打レベルが上がるからオススメできないとのことだ。
くそっ武器になりそうなものがない……
例えばこう、タオルで本やスマホを包んで振り回すとか……遠心力を活かしたブラックジャック戦法。顎の骨を砕かれたヤンキーは警察には通用しなかったと言っていたけど。
いやこの狭い個室のトイレで? ちょっと無理そうだ。他の場所にあたった瞬間、タックルで押し倒される俺の姿が浮かぶ。
言っちゃなんだが喧嘩とか殆どしたこと無いから素手ゴロバトルは勝ち目が薄い。
持ち物では無理そうだ。トイレの中を見回す。トイレットペーパー……それと和式便器。駄目だ。全然武器にならない。
せめて俺がヤンキーだったならば、タバコを吸うライターを持っていて制汗スプレーとトイレットペーパーでエンチャントファイア戦法が使えたかもしれないのに。スプレー火炎放射器で遊んでいたヤンキーは通りかかった警察官に滅多打ちにされたけど。
くそっこうして確認すると、トイレって本当に武器になりそうなもの置いてねえ! トイレで襲われたらどうすればいいんだ!
ノックの音が煽るように響いている。くっ……せめてウンコを流さないで置いておけば武器になったかもしれないのに! ゴリラのように投げつけて牽制して逃げるとか!
ウンコを使って貞操を守れるなら俺はウンコを使う派だよ! だけどもうすっかり出し切って、屁の一つも出そうにない。
人類は武器が無いとか弱い。あまりいじめないで欲しい。
道は二つに一つ。籠城か、強行突破か。
籠城すれば我慢比べだ。相手が諦めて帰るまで、真夜中だろうが明日だろうが待ち続ける。
不幸中の災いに、水だけは沢山ある。飲みたくないけど! 飲みたくないけど!
ただし実のところ勝率は良くないかもしれない。何故なら、ドアの前に相手がいるかいないか探るのはかなり神経を使う。何時間もしていれば疲れるし、休めば相手がこっそり居なくなっても気づかない。
居なくなった相手がそのまま永遠に(できれば宇宙の果てまで)消えてくれればいいのだけれど、トイレの外で待ち伏せをする、外のコンビニから食料などの籠城物資を買ってきて戻ってくるなどの行動が考えられる。そうなると俺はひたすら不利だ。
最悪のパターンが、籠城したら外から板とか打ち付けられて完全に扉を塞がれ、「出して欲しかったらしゃぶ葉行こ?」みたいに要求される場合だ。もう死か屈服かの二択になる。
ただし運がいいと、他のトイレ利用者が現れてこの膠着状態が崩れるかもしれない。ただしこのトイレは利用者が少ないと思う。しかも、外の変態が別の利用者的な音を立てて現れた際に出ていったら死が待っている。
そしてもう一方の強行突破はリスクが高い……ギャンブルになってくる。相手の身体能力は未知数だ。
どうすればいい……
「……」
ドアの下から紙と三千円が挿入されてきた。
『こづかいやったるから
しゃぶ葉いこ
そのあとスケベしようや』
いっそ、この交渉に乗ってしゃぶ葉へ行く途中で逃げるとか……
いや駄目だ。これは巧妙な罠だ。出た瞬間の身の安全は一切保障されない。
最後っ屁のように俺は叫んだ。
「俺は性病だ! 俺は性病だ!」
犯そうとしている相手が性病ならば、感染を嫌って引くのではないだろうか。
しれが十中八九ブラフだとしても、可能性だけでも相当嫌なはずだった。
『ME TOO』
そんな紙が出されて絶望がより深くなった。
下手をすると一生モノなバッドステータスに感染するとなれば危険度がどれほどかわかるだろう。一か八かのギャンブルで一生の不覚を取る。酷い状況だ。
泣きそうだ。泣いて謝ったら許してくれないだろうか。無理か。そんなことで許されるなら世の中に強姦被害者は居なくなる。
最後まで諦めるな……脱出の方法を……
「……」
俺はカバンに入っていた制汗スプレーとタオルを手にとった。
タオルを軽くペットボトルの水で濡らして、スマホの背部に触れさせる。そして制汗スプレーを密着させて噴射した。
中のガスによって休息に冷やされていくタオル。そしてスマホ。確か噂では、スマホを冷やすとバッテリーが少し復活するというものがあった。それを使う!
ブシューっと音がトイレに鳴り響く。外の男は何事かと思っているだろう。スプレー音でその気配も探れないけれど。
まるまる制汗剤を使い果たすぐらいに冷やし、持っている手の方が冷えて痛くなるほどだったが──スマホの電源を入れると、点いたのである!
「やった……!」
ただしバッテリーはミリしか残っていない超レッドゾーン! 急いで警察に電話して場所だけでも伝えれば緊急事態だと思ってくれるはず──
着信。友達から。タイミング悪い! 無視して通報するためそれを切って再び110しようとするが、即座に友達から再着信!! ええい、バッテリーが無いというのに!
下手に堂々巡りをしているとスマホが再び充電切れになる。こうなればあいつでもいい! 俺は電話に出た。気楽そうな声が聞こえる。
『やっほーコウちゃん──』
「俺は今、呑家喰公園のトイレだ! 変態に閉じ込められている! 警察に通報してくれ! 頼む!」
ブツッ……通話はバッテリーの消費が激しいようで、それだけ告げると再びスマホは切れた。最後の一絞りを使ったので、もはや冷やしても復活しないだろう。
だけれど、どうにか要件は伝えられた。あとはあいつがちゃんと通報してくれるかが問題だ。しかし俺が夜中まで行方不明となれば、昔からの友達だったあいつにも連絡が行く可能性が高いし、そうなればこの場所を改めて調べるだろう。
籠城の成功率が跳ね上がった! 俺の勝利だ!
心なしか、もう逃げたかのようにトイレの前から気配が消えている。だがここは慎重に……
誰かがトイレに駆け込んでくる音。ひっ……タックルで扉を破るとかしないよね!?
するとトイレに声が響いた。
「コウちゃん! 大丈夫!?」
「泰!? 早ッ……っていうか危ねえ!?」
さっき電話に出た友人、泰花だ。家が近所なので昔から知っている、数少ない女子の友達だった。お互いに気安い関係でもある。
「通報せずにお前が直接来たのか!? 変質者に鉢合わせたら危ないだろ!」
「近くを歩いてたからついコウちゃんが心配になって……それにここに来る前に、トイレから誰かが走って逃げていくのを見たような気が」
「そ、そうか……」
そうだった。泰花は割と行動派というか、やると決めたことはやる性格をしていた。
俺はトイレの扉を恐る恐る開けると、そこにはニンマリと笑みを浮かべた泰花が何故かピースサインをして迎えてくれた。
安心感から腰が抜けそうになる。膝から崩れかけた俺の体を、「おっとっと」と言いながら泰花が支えてくれた。
普段はなんか、残念な女子力の低い幼馴染という低評価をこいつにはしていたのだけれど、危機を救われて観音様の如く輝いて見えた。
「いやーこのヤスちゃんに助けられて良かったですなー、これは感謝してもらわないと」
「ああ……ありがとう……いや昼休みにお前が俺のスマホ使いすぎてたのが危機の一因だった気がするけれど……」
「まあまあ。変質者にしゃぶられなかっただけセーフだって!」
「それはそうだが……はあ」
一生のトラウマになりそうな事件だった。未遂に終わったが、これ以上無いというほど恐怖を味わった。
警察ではなかったけれど、助けに飛んできてくれた泰花へ感謝の気持ちは大きい。
「これは一つ、コウちゃんには感謝の念も込めてしゃぶ葉で奢ってもらわねば!」
「い、今からか?」
もうあたりも暗くなっているのだけれど。いやランチタイムを逃した的な意味ではなくて。晩飯の時間だ。
「どうせコウちゃんのご両親も、町内会の旅行で今日は居ないでしょ。晩御飯に丁度いいじゃーん」
「ん? ああ……そうだった……」
完全に忘れていた。となると、俺が行方不明になっても両親が帰ってくるまで気づかれなかった可能性が高い。トイレに籠城していても誰も心配して通報したりしなかっただろう。
再び身震いが襲ってきた。携帯も使えず、家には誰も居ない。まさに最悪のタイミングでの変態との邂逅だった……
「わ、わかった。奢ろう。本当に助かったよ泰……」
「いえーい」
その場には三千円が放置されていた。変態の置いていったやつだ。手を付けるのを躊躇ったけれど、生憎財布には小銭しか入っていない。泰花へと奢るために必要な金だった。
どうせ放置していても誰かが取っていくと思って、俺はその三千円を拾った。
「よーし、いこいこ。ワッフル焼いてあげるでー。焼き立てワッフルにアイスクリームを乗せた上からメープルシロップを掛けたやつ! 食べ終わったら家でマリカー(マリ帝国カートの略)しよー!」
何はともあれ、泰花の無邪気そうな笑みに乾いた笑いをこぼしながら、俺たちは店へと向かうのであった。
その後、泰花の両親も町内会で居なかったので俺の部屋に集まってゲームなどをして遊んでいたのだが。
こう、奇妙なことに俺と泰花はその場の流れで付き合うことになった。こっそり泰花が持ち込んだ酒でお互いに酔っていたこともあったのかもしれない。
凄まじい恐怖を感じた吊り橋効果だろうか、泰花が助けてくれたのでヒーロー補正だろうか。今までは気安すぎて全然女として意識していなかったのに、急に好意を持ってしまったようだ。
あと酔った勢いでしゃぶられたこともあるかもしれない。
それからずっと仲がいいのだけれど、今でも疑問に思うことがある。あの変態が居なかったらこういうことにはならなかったのではないだろうか? だってそれまでは泰花は悪友みたいなもので、仲が良かったから他の友人に囃し立てられることはあってもすぐ「いやいやねーわ。草」と本人の前で余裕の否定してたぐらいの関係だった。
感謝こそはしないし、二度とあの公園に近づくこともなかったけれど……その後ああいった変態が出たという噂も、捕まったという話も聞かない。
だから時々、あの変態の正体は何者だったのか気になる。
「なあ泰、あの変態はなんだったんだろうな?」
「変態? なんやっけそれ?」
もうすっかり忘れたようで、俺の大事な彼女はニッコリと笑みを浮かべた。そういえば時々妙な方言混ざるなこいつ。小学校ぐらいの頃に関西から引っ越してきたんだっけ?
まあいいか。
高校生の普通の恋愛もたまにはいいよねと思って書きました。
古浦川コウ:普通の高校生。そろそろ彼女欲しい!と思って学校では女子との接点を探してたタイプ。幼馴染は家族みたいなもんだから無いわーと人に言っていた。
安屋泰花:普通の女子高生。明るい性格で交友関係が広い。実は昔からコウが好きだったが、ないわーと言われてもまあ友達関係でもいいかなと思っていた。彼が彼女探しを始めるまでは。
変質者:謎の犯人。コウが腹痛でトイレに籠もることを知っていたかのように待ち伏せ、コウの携帯が使えないことを知っていた。
警察:強い。
写楽ホームズ:江戸絵師系探偵小説。
マリ帝国カート:金塊を撒き散らしながらレースするイスラム系テレビゲーム。
しゃぶ葉:おいしい。