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便乗した眠い話

作者: 粥ころ

ねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむいねむい

「ぐは、ねむ」


げぼ、と溜まった空気を吐き出す様に言葉を吐く。春だから暖かいなんていうがもう春なんてとっくに過ぎ、暑い夏が来ようとしている。

無様にもソファーに寝転がりながら腕を放り投げれば、直ぐにでも眠りの世界へ飛べる体制。

あぁ…あ、無理…寝落ちしそう…。

がくん、と強く脱力すればふわふわと体が浮いている様な錯覚に陥る。


「カロ、」


びち、と額にうっすらと痛みが走る。気にせずそのまま夢の世界をエンジョイしていればまた邪魔者が。びちびち叩かれれば鬱陶しい、という感情に負けて目をしばしば開ける。


「…なに」

「声ひっく、生放送どうすんの」

「あ"ー……パス」


長い髪を揺らして私を起こす藻歩を見れば、なんだそんな事か、と藻歩に背中を向ける形になってまた目を閉じる。「駄目だよカロー」なんて言葉に耳も傾けず、そのまま寝ようとすればげし、と背中にクリーンヒット。今度はなんだ、ともそもそと起き上がれば「あ、おはよ」と私の背中を足蹴にしている笹太と目が合う。


「私の背中壁じゃないんですけど」

「あほ、壁は蹴らなねぇよ」

「尚更蹴っちゃだめじゃん…」


嘘でしょこの人、と人ではない人を見るような目で見詰める。こっち見んなと言わんばかりに背中にもう一発お見舞いすれば流石の私でも目が覚める。いたい。


「さて…カロは起きたしあと此方だな。」


つい、とりりちゃんの視線の先を見ると、そこには一人用ソファーで器用に体を丸めて寝るろろろの姿が。お前もかよ、というツッコミは置いといて生放送まであと10分。まあ余裕だろう、と三人でろろろを起こす作業に出る。


「ろろろ林檎」

「ろろろ馬鹿」

「林檎あるよ」


それぞれの呼び掛けに全く応答しないろろろ。あぁーだめだなこりゃ、と思えば罵倒してたりりちゃんはてくてくと何処かへ向かう。


「え、何処いくの」

「機材。もうすぐだから。」


ああ成る程、と納得するがん?と疑問府を浮かべる。あれ、これもしかして


「みづさりげなくろろろの事うちらに押し付けたよね」

「………」


仕方ない、引き受けてやろうではないか。

林檎を投げてみたり笹太にされたようにろろろを蹴ってみたりしたが相も変わらず応答なし。こりゃあ駄目だな、と藻歩と顔を見合わせればそのまま放置、と満場一致の結論に。


そのあとの生放送は笹太、カロ、藻歩での さかな としてお送りしました。ろろろが起きるのは生放送が終わったすぐあとだとかなんとか。

おはよ

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