復活記念闇鍋宴会編〜中夜〜
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これは初夜です。
先にこちらをご覧下さい。
「おい!これ何だ!ヤツメウナギ持ってきたやつは!ドロドロで気持ち悪いわい!」
「こ、これは!………何?」
「おえぇ!!これ何よぉ!!!」
闇鍋開催場の博麗神社はさっきから笑い声や話声、悲鳴でうめつくされている。
今はちょっと永琳を探してるんだ。
僕達はレミリア達紅魔館組みと一緒の所にいるんだけど、ここでもハプニングがあったんだよね。
****
「…む。これは鶏肉ね。美味しい」
「うわー…。これトマトじゃん…。フランコレ嫌い…。おねぇ様食べてよ」
「いやよ」
「…………」
バタリ…
「パチュリー様!?」
…こんな感じでまぁ平和?に鍋はやっていたんだけど、
「あら。これは美味し……」
「……咲夜?」
「どうかしましたか、ぶひっ」
……………ん?
え、咲夜?
「さ、咲夜?今なんて?」
「お嬢様ぶひぃ。どうかしましたかぶひぃ」
「………」
パチェ以外皆絶句。語尾にぶひぃ。がついている。
「ねぇ、薫。これって……」
「間違いないね、霊夢。これは幻想郷名物、萌豚だ」
「な、何?萌豚って」
「萌豚の肉はとっても美味しいんだ。でもその代わりに暫く語尾にぶひぃ。がついちゃうんだよ」
「え!?い、いつ治るの?」
「すぐだよ。ざっと1時間くらいかな」
「1時間も?」
「どうかされましたか?ぶひぃ。お嬢様ぶひぃ」
「…フランこれはこれで面白いと思うよ?」
「いや!これは何か駄目でしょ!?というかこれ咲夜気付いてないでしょ!?」
「まぁ、何か知らないけど自分じゃ分からないんだよ」
「…謎ね。こういうのはパチェに聞くのが早いんだけど…」
…ちーん。
パチェは絶賛気絶中だ。さっき、何か食べてしまったらしい。
「お嬢様ぶひぃ。お口を吹きますぶひぃ」
「…ええ。あ、ありがとう…」
霊夢はさっきから肩を震わせ笑いを堪えている様子だ。まぁ気持ちは分からないでも無いんだけどもう少し我慢しようよ…
「永琳よんでこようか?」
「永遠亭の?…頼もうかしら。さすがにこれは…」
「分かった。霊夢行こう」
「わ、わかっった。くくく………」
我慢しようね?
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というわけで今永琳を探してるんだ。
「いないわね」
「いるハズなんだけどなぁ」
「これはどうだ?これは?これは?」
「いや、慧音もういい…」
聞き覚えのある声が聞こえた。
「お、もこたんと慧音?」
「おぉ!薫か?」
「私もいるわよー」
「お、鬼巫女もいるのか」
「誰が鬼巫女よ」
この二人は仲がいい。さっきもどうやら慧音がもこたんに色々あげてたみたいだな。
「なぁ二人とも。永琳見なかった?」
「ん?永遠亭の医者か?知らないが…」
「そう…。もこたんは?」
「いや、私も知らんな」
「そう…。ありがとう」
「待て!折角だ何か食べていけ!」
「そうね。何か食べいったら?」
「うーん。どうする?霊夢」
「良いと思うわよ?別に」
…ん?少し機嫌悪い?…気のせいかな。
「…ならおじゃましまーす!」
もこたん慧音班との闇鍋開始。
次か次の次でラストです