海に沈む。
暗い詩のようなものです。
僕はロボット。
古い古いロボット。
僕はずっと独りぼっちだった。
でも、ある日から僕には弟が出来たんだ。
新しいロボットの弟。
新しい新しい僕の兄弟。
愛しい愛しい僕の兄弟。
初めて出来た兄弟に胸を踊らせていた僕。
新しい家族が出来たんだとただそれだけで喜んでいた。
その僕はどこにいったのかな?
次第に僕は弟のことを嫌いになっていった。
だってね、僕のご主人様は弟ばかり可愛がる。
僕は触れもされず、見放されるんだ。
喧嘩をしても僕が怒られる。
何をしても僕だけが一方的に怒られる。
年上だからって理由をつけられて。
お客様もみんな弟がいいと褒める。
僕は誰にも見られない。
見てもらえない。
古いからって理由をつけられて。
僕は弟が嫌いだ。
でも嫉妬に溺れて弟を嫌う自分がもっと嫌いだ。
もう僕はいらないよね?
誰にも気づかれず消えていきたいよ...。
どうでしたか?笑
人って必ず嫉妬があるかと思います。
それを自分で認めるか認めないかでかなりの
人間性の違いがでてくるかと。