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Rain Buckets

作者: GONJI

10年ほど前の話ですが、私もその時にそこにいたのですが、自宅近くのある場所から知人が出かけることとなり最寄り駅へ行くことになったのです

ところが出かける頃になって生憎雨が降り出しました

日頃の行いが良くないんやねぇ・・・

なんて冗談も言えないような、それはすごい雨の量でした

傘を差して歩いても意味のないぐらいの強い雨でした

多分この調子では靴の中もすぐに浸水してきそうなのは容易に解りました


私にとっても大阪では記憶にないぐらいの強さの雨

「何じゃこの雨?」ほんと驚き・・・

知人は傘を手にして困った顔・・・どうも人に会いに行かねばならないらしく訪問時間は決まっているらしい・・・

しかしこれでは外へは出られない、と言うことで私が駅まで車で送って上げることにしました

私は車を停めてあるほんの10メートルぐらい先に行ったのですが、車に乗り込む時に傘をたたんだ瞬間だけで滝打ち修行をしたような状態になりました

これはひどいわ・・・

知人を屋根のあるところで待たせて、乗ってもらいいざ駅へ

駅までは1キロぐらいの距離です

さて、出発したのはいいけれど・・・

ワイパーが全く効かない・・・最高速でも前が見えない

Rain Bucketsと言うらしい

まさに「バケツを引っくり返したような雨」

いや「常に満杯の浴槽を自分の車の真上で引っくり返し続けられた」ような感覚でした

「何じゃこの雨?」またも言ってしまいました

幸いなのは昼間なので外が明るかったことですね

これで暗かったら周りのランプ類しか見えなかったでしょう

もちろん道路は川のようになっていました


無事知人を送り届けて、また元の場所へ戻って来たら

なんとその建物の中に浸水してきているではないですか

どうやら建物の裏の側溝が溢れたらしい・・・


一時間ぐらいで嘘のようにこの雨は止みました

徐々に水は引いていきさっきの雨はなんだったんだ?と思えるほど穏やかになりました

天気予報では一時間に80ミリの雨が降ったと言っていました

80ミリの雨ってこんな凄いんや!


さて、帰宅しようと車を走らせると、近所のスーパーは入り口に土嚢を積んでいました

そうか浸水したのかもしれないなぁ

で、自宅に到着しました

我が家は元々お百姓の地主さんが不動産業者に売った土地で、どうやら造成の時に1メートルぐらい嵩上げしているようなのです

まあ、私の住んでいる辺りは地面を掘ると何か出てきそうなので掘るのを避けるために嵩上げしたのかもしれませんけどね・・・・

ということで、周りの家よりも標高?が高いのです

このためにお陰様で浸水の不安は避けられたようなのですね

最近発表された浸水ハザードマップでも、我が家との境目となる西横の里道と後から造成された裏の家々は浸水の恐れがあるのに、我が家は大丈夫そうなのです

なんとも幸運なことでしょう


ただ・・・

その里道を挟んだ向こう側の3階建ての家々より我が家は頭一つ飛び出していて、ちょうど我が家の西側の3階の窓が隣の屋根より上の位置にあるのです

これにより西日がまともに射すのと、その隣の屋根瓦の照り返しをさらに強烈に浴びせられるのです

私の部屋は夏場になると窓を開けていても室温40℃なんて平気に到達するのです


なんだかなぁ・・・ですわ

Pros and Cons


ご存知ですか?


まさに「一長一短」ということです



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