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願い

作者: 惨敗兵



願われたから現れた

『お前の願いを叶えてやる』と

神でも何でもない癖に

良い子のふりしてお前を誘う

短核的で破滅的



堕落と快楽に身を委ね

誰かが泣こうが喚こうが

『今愉しければいいだろう?』

それが全てと言うように



気づいた頃にはもう手遅れだ

薄汚れた体がお前のものだ

最後に  は決まってこう言う

『これで願いは叶ったか?』と



心の何処かで  は囁く

『それを握り潰してみたら?』

『二つに分けてしまってみたら?』

  は囁く、心の暗く汚いところから



負けてはいけない。

従ってはいけない。

望まなければ現れない

もし従ったら?



残念ながらお前はおわり

どうやったって取り戻せない

後悔なんてしても無駄

『それなら底まで堕ちましょう?』

『そこしか逃げ場はないのです』

善人気取りの嘘つきさ



「戻れないならもういいや」

そうしてお前はまたおちる

穴の深さに気が付かず



『それでは皆様また来世』

ニタニタ笑う  は最後に

『これで願いは叶ったか?』

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