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基本

 

 仮想空間で実際に体を動かすかのように行うフルダイブ型VRゲームが発売されて1年。本体の大型、高額化、グラフィックやラグ、不具合に度重なるサーバーメンテなど、様々な理由から売れ行きが悪かったVRゲーム業界。そこに、現実よりも鮮やかで細かいグラフィック、まるで生きているかのようなNPC、様々な種類のダンジョンやモンスターなど、これぞRPGだと言う様なCMが話題に。そのタイトルはNon fantasy Online。発売前から期待され、多くの人が待ちわびたゲームのサービスが開始。だが、そこで待ち受けていたのは……。


 Non fantasy Online

 ゲーム業界で注目を集めているVRMMORPG。発売元は名の通っていない小さな会社。裏に資産家がいるという噂も……?

 また、とある理由により炎上、クレームが大量発生したものの「私達は嘘をついていない」と一蹴。その後反応はない。



 システム

 このゲームでは、まずキャラクタークリエイトを行い、その後チュートリアルに入る。


 キャラクタークリエイトで決められる点は大きく3つ。


 1つは見た目。これは、現実から大きく変えることは出来ない。身長や体型などは、違和感のない程度に少しだけ調整が可能。髪、眼、肌の色は自由に変更出来るため、現実の姿と結びつくことは少ない。


 2つ目は職業。剣士や武闘家、僧侶に魔法使い、遊び人など、色々なものから選択可能。バリエーション豊富かつ、上位職やユニーク職もあるので考えて選択するべき。例えば初期職が剣士だとすると、双剣士に派生、上級剣士に進化など。ゲームを進め、職業クエストを受けることで違う職業にすることもでき、その際は職業レベルが保存され、新しいものを1から育てることになる。


 3つ目はスキル。常に発動するパッシブスキル、任意発動のアクティブスキルがあり、キャラクタークリエイトでは合計3つ選ぶことが出来る。ゲーム内での行動や、スキルの書、クエストなど様々な方法で取得可能。


 パッシブスキルは持っているだけで常に効果を発揮するもので、能力上昇やMP消費軽減、経験値増加など。

 また、オンオフ可能で、特定の行動を補助するもの。例えば剣術は、剣を持った戦闘時に動きやすくなる、なんとなくどう動けばいいか分かるなど。現実では運動が苦手な人であっても、パッシブスキルを使えばある程度動けるようになる。


 アクティブスキルは文字通り能動的に使うもの。例えばスラッシュというスキルは、刃物装備時に使用可能でイメージした方向に振るというもの。また、どのような状況だろうとイメージ通りに動くので不安定な足場でも真っ直ぐに斬ることが出来る。斬る動作が終わるまでは融通がきかないのでイレギュラーやフェイントに弱いが、その分通常より威力がある。また一部スキルは奇抜な動きが可能になる(エアジャンプや縮地、壁キックなど)。いわゆる魔法もここに入り、アクティブスキルのうち、技能系はSP、魔法系はMPを消費する。



 チュートリアルで教えられることは2つ。

 まずメニューの使い方と説明。視界右下の歯車マークを注視する、あるいは右手の人差し指と中指を揃えてダブルタップすることで表示される。マークやアクションは設定で変えることも出来る。メニュー画面は指で触れるようにするか意識して見ることで使うことが出来る。


 メニューにあるのはアイテム、装備、ステータス、スキル、マップ、クエスト、チャット、フレンド、設定、ヘルプ、ログアウトの11種類。


 アイテムはその名の通り所持品を見ることが出来る。フィルタを使えば目的の物を探すことも可能。所持上限あり。


 装備は現在の装備確認、装備の変更が行える。武器の装備可能上限はなく、防具は頭、胴、手、腰、脚の5つ。装飾品の枠が2つ。重量制限あり。


 ステータスは現在のプレイヤーレベル、職業、能力値、称号が確認可能。職業や称号は、さらに細かく表示出来る。職業では、過去に自身がなったことのある職業やその職業レベルが確認でき、また、行える、あるいはもう少しで狙える派生や進化があれば表示される。称号は、所持している称号全ての確認、変更が可能。称号は1つだけ付けることができ、その称号が周りが鑑定出来る称号であり、効果が発揮される特別なものもある。


 スキルは所持スキルとレベル、効果が確認可能。また、削除することも可能。削除した場合復元は出来ないが再取得は可能。ただし、レベルは引き継がない。


 マップはその名の通り地図を確認出来る。ただしなんとなくの位置が分かるだけの大雑把な物の上、自分が行った事のある場所か、他の人とマップデータを共有した場所のみ表示される。詳細な地図が見たい場合、専用アイテムを獲得するしかない。世界地図は(現時点で)存在しない。


 クエストは現在受けているクエスト、あるいは近くで受けられるクエストが表示される。表示される受けられるクエストはノーマル、つまり誰でも受けることの出来るもののみで、レアなものやユニーククエストは自分で探すしかない。フィルタ機能あり。


 チャットは、いわゆるタイムライン、あるいは掲示板のようなもの。基本匿名だが非公式ルームであればコテハンやプレイヤー名を使うことは出来る。画像や動画はゲーム内のものであれば添付可能。公式で作られているものの他にプレイヤーが作ることもでき、ロックすることでパスワードを入力した身内のみのチャットもある。公式非公式問わず、過激なもの、短時間に多数の通報を受けたものは削除される。チャンネルは最後の書き込みからおよそ1ヶ月で消える。フィルタ機能あり。


 フレンドはフレンドの登録、確認、解除、メッセージ、ブラックリストの5つの項目がある。フレンドになると、ログイン状態の確認、安全地帯(モンスターが出現せず、基本的にHPの減少がない場所)にいるかどうか、メッセージのやりとりが出来る。登録するには申請を承認される必要があり、近くにいる、あるいはプレイヤー名で検索をすることで申請を送ることが出来る。また、承認には申請を送られた側が、申請に付随したパスワードを送った側に教える必要があり、目の前に相手がいる、もしくはリアルで教えることがほぼ必須なため、ミスが少ない。登録人数に上限はなく、解除は一方的に出来るが、短時間の多数解除は無理な上、解除した相手と再びフレンドになるには一定期間必要。メッセージはいつでも送り、読むことが出来るが、一斉送信のようなものはないので1体1に向いている。ブラックリストに入れた相手は同一パーティーに入れなくなり、安全地帯では姿が見えなくなり、一切の干渉をすることができなくなる。また、大勢のブラックリストにのったプレイヤーは運営の審査が入り、迷惑行為などがあった場合アカウント凍結や削除などの処置がされる。個人間のトラブルを避けるためか、かなり慎重になっていると感じる。


 設定では様々な項目を調整出来る。

 最も重要なのは痛覚設定。デフォルトは5%で、10%を超える場合は誓約書のサインと複数回の確認が入る。0%にすることも出来るが、一部感覚がなくなるため違和感があったり、世界を十分に堪能出来ないことがあるので少なくとも1%は残すことを推奨されている。プレイヤーの割合は5、1、10が多く、引き上げているのは一部物好きのみ。

 損傷表現設定もあり、デフォルトは傷口が赤いポリゴンで表示されるタイプで、その他に何も表示しないタイプと血や肉、骨に内臓まで再現されたタイプの全3種類ある。これもまた再現タイプは一部物好きのみで、18歳以上であることが条件。ただし再現タイプでしか出来ない行動も……。

 その他にもプレイヤーとNPCを判別しない(基本はキャラクター上部に名前が表示されるとプレイヤー、表示されないとNPCだがそれを一律で表示しないことが出来る)、他プレイヤーの写真や動画に写る際に姿や名前を隠す、メニューの表示や操作方法の設定など、様々なことが可能。また、スクリーンショットや動画の撮影は設定が必要なため、一度は確認することを勧める。


 ヘルプはその名の通り。様々な事の確認や、よくある質問の答えがある。特に、一度きりのストーリークエストのおさらいは新規プレイヤー必見。また、これまでにクリアされたユニーククエストの内容や場所などもあり、その傾向をヒントに探すことも出来る(当てることはまず無理だろうが)。お問い合わせもここに入り、管理AIがそこそこ早く返信してくれる。ちなみに、管理AIは何人か存在する。他プレイヤーの通報やGMコールもヘルプにあるので注意が必要。個人的にはヘルプというよりガイド、サポートの方がしっくりくる。大して変わらないか。


 ログアウトは説明不要。ざっくり言うと、ログアウトするかの問いと、安全地帯ではないところだと危険があるという警告がくる。ログアウト処理は10秒前後。


 2つ目はこのゲームで行えること。

 何それ、と思われる方がいるかもしれない。だが、説明されるのだから仕方ない。


 少し話は逸れるが、VRゲームというのは言うまでもなく自由度が高い。本来、決められた動きしか出来ないキャラクターを、自分で好きなように動かせるからだ。歩く、という動作1つでも、速さ、歩幅、高さ、音、地面に先に着くのが踵かつま先かなど、変化を付けることが出来る。つまり、それだけ様々なデータが必要になる。さらにMMOとなれば膨大な通信量になり、それだけサーバーに負荷がかかる。そのため、発売されているVRゲームの多くがソロプレイ専用で、マルチプレイの物も限定された時間、行動が多い。ソロプレイであっても、行動の制限は多く、例えば学園ラブコメ物であれば選択肢通りの、決められた行動を自動的にするタイプが多い(それでも主人公の視点でヒロイン等と行動を共にするため、これが正解と言う人も多数)。自由行動がある場合、運営の想定しない行動でバグが発生したり、様々な展開にキャラ通りの動きをするために高度なAIを積むことになり高額化するなどの問題がある。


 話は戻るが、行えることを説明される。とても簡潔に。

『あなたに可能なことであれば全て行える』

 これはVRゲームとして異例であり、偉業であり、切望されていたことでもある。


 これでチュートリアルが終了し、少しのアイテムや装備品と共に始まりの街に転移される。その際に流れる音声がこれだ。


【ファンタジーな世界をお楽しみください】



 さて、チュートリアルで説明のなかったことも多く、初期勢は手探りの状態から始まった。その際に炎上の原因になった仕様が明らかになる。薄々分かっているかもしれないが、プレイしてのお楽しみだ。



 まず、このゲームはVRMMORPGで、レベル制だ。

 プレイヤーレベル、職業レベル、スキルレベルが存在する。


 プレイヤーレベルは、様々な経験を積むことで上がる。代表的なのはモンスターを倒す、物を生産する、クエストをクリアするの3つだが、様々な行動によって上がる。もちろん難しいことほど、レアなものほど経験値は増加する。

 例えば訓練。1人で戦い方を試行錯誤し、研究し、動きがよくなることで経験値が入る。例えば調べ物。人に聞く、本を読む、手段を選ばずに目的の物事を見つけることで経験値が入る。例えばただ走り続ける。数十、数百、数千km。長い距離をひたすらに走ることで経験値が入る。それがその人にとって険しく、辛いことほど経験値は多くなる。同じ経験をしても人によって貰える経験値は異なる。

 経験を得た、と認識されることがレベルを上げるコツだ。


 プレイヤーレベルが上がると、2つのメリットがある。


 1つ目は能力値の上昇。能力値は、力、耐、魔、速、器、運の6つと、HP、SP、MPの3つがある。レベルアップすると、自動的にHP、SP、MPが増える(職業による補正あり)。また、レベルアップ時に貰えるポイントを、6つの能力値に振ることで自分の望む様に強化できる。キャラクリが終わった時点では全能力値5、チュートリアル終了で10ポイントを貰える。貰えるポイントは基本的には2、5の倍数の時は5。クエストやアイテムで貰えることもある。1つの能力値の上限は999。


 力は力が強くなる。攻撃の威力があがり、装備重量制限の上限が上がる。HPが少し増加する。

 耐は、耐久力の上昇。被ダメージの減少、ノックバックしづらくなる、部位欠損率の低下など。HPとSPが少し増加する。

 魔は魔法力が上がる。魔法によるダメージの増加、被ダメージの減少。MPが増加する。

 速は素早くなる。足の速さ、身のこなしの軽やかさ、武器を振るう速さなど。動体視力、瞬発力、反射神経にほんの少しの補正。SPが少し増加する。

 器は器用さの上昇。考えた通りに身体が動かせる。複雑な作業に補正。SPの消費量をほんの少し減少する。

 運は運が良くなる。詳細は不明。


 HP……ヒットポイント。体力を表し、0になると死亡。1分間の復活待機時間があり、その間周りを見ることは可能。即時リスポーンもできる。非戦闘時、時間経過で微量回復。回復量はレベル依存。

 SP……スタミナポイント。スキル、特に技能系のアクティブスキルを使用する際に消費する。また、長時間動く、激しい運動をすることでも消費する。0になると一定時間動けなくなる。消費していない間、時間経過で微量回復。回復量は耐とレベル依存。

 MP……マジックポイント。スキル、特に魔法系のアクティブスキルを使用する際に消費する。0になると一定時間動けなくなる。非戦闘時、時間経過で微量回復。回復量はMP最大値依存。


 2つ目は、レベル制限のある装備やクエストの解放。強力な装備には一定以上のレベルや能力値が必要なことがある。また、一定のレベル以上でないと受けられないクエストも存在する。



 リリース時のプレイヤーレベル上限は100。レベルは10毎に壁があり、上げる際は特別な経験値が必要となる。プレイヤーの中では1〜10までが初心者、11〜30までが中級者と呼ばれている。



 職業レベルは、その職業にあった行動をすることで上がる。剣士であれば剣を使用して戦う、魔法使いであれば魔法を使用するなど。また、転職をした場合、それ以前の職業レベルは保存され、新しい職業は1からレベルを上げることになる。元の職業に戻った場合、保存された職業レベルが引き継がれる。


 職業レベルが上がると、補正値が増え、新スキルが手に入ることもある。一定レベルに達すると上級職が、一定条件のクリアで派生職が転職可能になる。初期から選べる基本職は、ストーリーを進めた先の街の教会で転職可能になるが、上級職、派生職は専用クエストをクリアすると転職可能になる。クリア時にその場で転職するか選ぶこともできる。


 基本職のレベル上限は20。上限に到達した際、条件がない、もしくは条件を満たしていると上級職に転職可能。上級職のレベル上限は40。正統ルートで進めていくと、20ずつレベル上限は上がっていき、最終職の100が上限となる。派生職の場合30、60、90、100となる。また、特殊職は50、特殊上級職は100が上限となる。噂ではレベル上限のない固有職、永久職があると言われている。


 職業レベルが上限に達すると、上限ボーナスが貰える。微々たるもので、基本職だと誤差の範囲、上級職でも気休め程度であり、実感することはほぼない。しかし常に発動するものでデメリットもなく、塵も積もれば山となる理論で最終職まで上限に上げた場合、無視出来ない程度になる。最終職の場合その職業に特化したものになるが基本的には汎用性があるため、多いほどいい。かかる時間や苦労に見合うとは思えないが……。

 例:剣士……極稀に与ダメージ微上昇。上級剣士……武器の消耗速度が極微量減少。剣聖……力が1増加。剣王……与ダメージ極微上昇。剣帝……剣を装備時に力、速が2増加。



 スキルレベルは使えば使うほど、あるいは専用アイテムを使うことで上げることができる。パッシブスキルは、その効果を活かすことができる時間全てが入る代わりに上げるのに時間がかかる。アクティブスキルは、 SPやMPの消費を伴い、尚且つ空打ちは経験値が入らない分、意識して使い続ければ比較的上がりやすい。レベルアップに必要なのは回数ではなく経験値であり、連続使用すると少しずつ補正がかかる(下限あり)。また、条件が特殊で使いづらいもの程上がりやすい。スキルレベルの上限は、基本10。特殊なものは5や、そもそもレベルがないものもある。


 スキルレベルが上がることによるメリットは2つ。


 1つ目は効果の上昇、あるいはクールタイムの減少などの純粋強化。スキルによってはできることが増えることもある。


 2つ目は上位スキルの獲得。スキルレベル上限に達した際、そのスキルに上位種がある場合上書きする。条件が必要なものや、上書きではなく追加することもある。また、複数スキルが上限になると、組み合わせによっては纏められ、特殊スキルを獲得することもある。上書きされた下位スキルを獲得することはできず、上位スキルのみ効果を発揮する。また、下位スキルのレベルが少しでも上昇している時に上位スキルを何らかのイベントで入手した場合、上書きされ、それまでの経験値を少し受け継ぐ。



 装備の詳細について。

 装備は大きく分けて武器、防具、装飾品の3つになる。


 3つに共通する仕様としては、重量制限と耐久度、装備制限がある。重量制限はその名の通り、装備の重さが一定を超えた場合に動きに制限がかかり、あまりに超過すると一歩も動けなくなる。耐久度は装備毎に設定されてあり、使えば使うほど減っていき、なくなると壊れてしまう。壊れやすい使い方や環境、あるいは耐久度を減らすスキルなどがあるため、定期的に整備することが必要。装備制限は、必要とするレベルやステータスなどの条件があるもの。強い装備ほど制限があることが多く、制限が厳しい程強い傾向にある。装備制限はもちろん、重量や耐久度のない装備も存在する。


 武器はその名の通り武器。剣や弓などのメジャーな物から、鎖鎌や三節棍などの独特な物、さらには銃まで存在する。装備可能数に上限はなく、両手の指の間に挟めば8本装備、なんてこともできる。ただし、武器の能力が反映されるのは装備時、あるいは攻撃時のみ。武器にスキルが付いている場合は、装備、つまり手に持っていないといけないため、多ければいいという訳では無い。武器自体の攻撃力はそれを使った場合のみ反映される。また、盾も武器種の1つ。投擲武器はブーメランのように何度も使うものは武器種だが、手裏剣などの回収は可能だが基本一度きりのものはアイテムに属する。


 防具は頭、胴、手、腰、脚の5つに装備可能。とはいえ厳密に決まっているわけではなく、頭であれば帽子やマスク、マフラーなど顔周り全般の装備である。装備可能位置の説明に頭と言っているだけであり、明言されているわけではない。何も装備しない場合、インナーを着た状態になる。頭に兜などを装備した場合、視界が狭まることもある。胴や腰は、防具の能力が高い分重くなりやすく、手や脚は能力は控えめだが軽くなりやすい。また、5つを全て同系統の防具で揃えた場合、セットボーナスが付くこともある。セットボーナスは優秀な効果が多いため、揃えているプレイヤーは多い。セットボーナスの条件は曖昧で、同じ素材から作っていても発生しないこともある。検証班では、コンセプトが同じであることを必須とし、見た目や性能が近ければいいのでは、という推論がされている。


 装飾品は2つ付けることが出来る。装飾品は基本的に軽く、耐久度も高いことが多い。指輪やイヤリングなど、攻撃を受けにくい分、耐久度の消耗もゆっくりなため付け得と言われている。効果は基本的には控えめだが、発動時壊れる代わりに唯一無二の効果を持つ物も多い。


 装備は耐久度がなくなると消失するが、剣が折れるなど壊れた場合、損壊状態になり素材を集めて修理することが可能。折れた時点で耐久度がなくなった場合は消失する。


 重量は装備の体積と素材で決まることが多く、レアな装備には重量軽減が付いていることも多い。重いほど耐久度が高くなる訳では無いが、大きく重い装備は耐久度が高くなりやすい。


 耐久度が消耗するのは、現実にある物が使うほど消耗することと同じように捉えていい。剣であれば、戦闘で消耗し、硬いものを斬る、強い攻撃を受け止めるなどでより消耗速度は上がる。本来の用途と違うことをすると消耗速度はぐんと上がり、木の弓で鉄の剣を受け止める、なんてすると一撃で壊れることもある。装備毎に相性もあり、こまめに確認しないと戦闘の途中で武器がなくなる、なんて事態も起こりうる。


 見せ装備として、装備したものではなく設定した装備に外観を変えることが可能。ただしPvPの際には適用されない。



 これまでの説明の補足や追加、NPCやモンスターの仕様など、語りたいことはまだまだあるが……全てを知るには時間が必要だ。そして、全てを知らされるということは楽しみがなくなる、ということでもある。想像することで楽しみ、体験することで理解するべきだろう。


 ありきたりではあるが締めくくらせてもらおう。



 素敵な世界をどうか楽しんでくれ。



  あるプレイヤーによるNon fantasy Online 基本まとめ


 次は登場予定人物の予定。登場してないからね、予定でも仕方ないね。そして予定は未定(まだ0文字)。キャラ設定はなんとなくあっても名前がほぼ決まってないので、最悪名前無しか仮で適当につけます。

 そして書くのがとても遅い。修正と見直しを永遠にしてるし、なかなか書き始めない。1ヶ月〜半年は最低でもかかると考えてください。


 少しでも気になるな、と思って貰えたらブックマークとかどうですか?しなくても最後まで読んでくれるだけで嬉しいです。

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