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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

END:Revise -剣士服の行方不明者と機械仕掛けの首謀者-

作者:真冬 白雪
※こちらの小説は完結済みの連載小説の続編になっています。

 ____俺が君の名前を呼ぶ時、君の記憶から俺の名前は消えているだろう。
 
 【Player《プレイヤー》とDealer《ディーラー》】

 __ゲームを開始する際に必然的に渡される配役だ。

 __そして、ゲームを提示するものと盤上の駒になる者をそう言う。



 ____死んでしまった 好きだった人が幾千年の時を経て、生まれ変わっていることを知った。


 ____異界の地で命を賭けて剣を取った。



 2079年、ノクターナル社所属_輝崎 秀一《こうざき しゅういち》の開発した未知なるゲームガジェット_ 【高密度・指先装着型マシン《リスト》】により世界に新たな、技術革新が起こった。従来のVR(バーチャルリアリティー)技術の一切を切り離した、IR(イデアルリアリティー)技術は人々の興味と注目を一集し、世界に新たな風が吹き始めていた。

 人類が新たな娯楽に一歩足を踏み入れた年、もう一人の変革者が現れた。

 都内の庭園で胸部に重傷を負った少年は通りかかった、女子高生の連絡により一命をとりとめる。しかし、致命傷と言える傷は彼の脳にまで影響を及ぼしており、記憶のほとんどを欠落させていた。


 それから数日が経った頃、救急車を呼んでくれた千歳《ちとせ》と名乗る少女が病室を訪ねてくる。

 
 ____そう、物語はここから始まった。

  2080年_輝崎は己の思惑の為に一つのゲームソフトを数万個限定で販売した。タイトルを_《イデアル・アブソリュート》と冠したそれは、発売直後、わずか数秒で売り切れた。そして、比例する様にして専用ガジェットのリストも売り切れとなった。

 そして、人々は早々にゲームを起動する。

 ____猛毒が仕込まれた、リストと共に。

 私は、私は絶対に彼女に会って見せる。 例え、前世の記憶が無くても、私は君を見つけ出して見せる。____例え、どれだけの犠牲を払ってでも。

 ベッドの横に備え付けられていた、テレビに映った ゲームソフト。そのゲームの景色はどこか懐かしく、どこか見覚えがあった。気づけば、頬を伝う涙。少年はそこで、以前の記憶を取り戻す。

 もう一度、もう一度、今度こそは本当の最期まで一緒に生きて見せる。

 ____その為にはこの、《反転の呪い》さえ使って見せる。
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