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一の刻︰災厄





「起ーきーてー」



 とても元気の良い声でベッドで寝ている俺を起こしたのは妹のユナだ。ユナは今、小学四年生の俺の大好きな妹だ。「ユナ。朝早いな」ユナが朝早いのはいつもの事だが、このセリフはいつも使っているので最早、口癖だ。「兄ちゃん、今日は私の転校初日だから学校まで着いてきてね」妹が俺を頼りにしているのは他でもない、そうイジメにあったからだ。前の学校でユナは机に落書きをされ、机を外に投げられて、仕舞いには暴力をふるわれたらしい。俺が親から聞いたのはそこまでだが、他に何かもっとやられたに違いない。

「じゃあ、行くか」「うん、兄ちゃん」身支度を済ませ、外に出た。外に出るやいなやユナは俺の後ろで震えている。

「ユナ、大丈夫か。無理だったら今日じゃなくてもいいんだぞ。」「丈夫だからね。ユナは大丈夫。大丈夫。」ユナはそう言うが、俺は全く大丈夫とは思っていない。妹の手を握り、転校する学校へと足取りを進めた。俺とユナが歩いていると目の前に黒服の男が待ち構えるように、そこにいた。

「やぁ、兄と妹両方仲いいね」男は口を開き、少し微笑しながら俺たちに言った。

「誰だ、お前は。」妹を心配し、すぐさま俺の背中に隠した。「まぁ、そう身構えるな。ワタシはただ純粋に君を、招待しに来ただけだよ。」カチッと音がした。音がした方向を目で辿るように見ると「銃!!!」俺は男が銃を持ち、ある条件を出てきた。

「では、いくつか条件を出そう。なぁに、条件というのは1つだ。そこにいる妹さんをワタシに少しの間だけ、貸してくれないか?」ユナは心配そうな顔で俺を見ている、俺が大丈夫っていう気持ちを持たなきゃ、妹は誰を頼るんだ。

「悪いが、その条件のめない。」男は否の言葉を聞いたと瞬間に、引き金を引いた。――――――――――――――――――――――――――

それはコンマ十数秒の出来事で、おれは何を思ったのか、掴めるはずもない弾を手で掴もうとした。だがその弾丸は手からすり抜け妹の脳天に直撃した。「に、、いちゃ、、、ん.......。」

だらだらと頭から血がでてきて妹は地面に倒れた。


俺は発狂し、そして泣き叫んだ。「なんなんだぁ。俺は俺はたった一人の妹を守れない、、、、ただのクソ兄じゃねぇか。」

そんな俺を見て、黒服の男が笑いながら言った。「実に実に、、、。笑えてくるねぇ。ワタシ自身こんな性格ヤバいんじゃないかと思ってるんだが、ワタシはこの状況を楽しんでる。今日は君と話し合いに来ただけなんだけどね、君だ、君のせいだよ。条件をのんでくれないせいでこうなったんだからこれは必然だよね。」明らかにこの世の常識とは懸け離れた言葉と妹が目の前で死んだ事のこの状況が俺を 狂わせた


「この銃ね。並大抵の生物なら致死率100%のスグレモノでねぇ。ワタシの主の貰い物なんだぁ。全く、全く良い主を持ったものだよ。ワタシは」妹を殺した銃を俺に突き付けてきた。


条件がのめないと俺は言い妹は殺され、それだけでは飽き足らず、俺までも殺そうとするのか。人の心を持たないバケモノのような存在。俺はこの時、はじめて人を、生物を、、、、、、

"殺したい"とそうと思った。

「さぁ、時間もないんだ。早く終わらして、向こうで羽を伸ばしたいよ。」引き金を引き、弾丸が俺の脳天まで迫ったその時だった、、、、、。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。

弾丸が発射されてから、わずか30秒後、自分の手を見ると、バラバラにくだけた弾丸がそこにあった。

「なんだこれ。俺はまさか、反射的にとったっていうのか。それにしては血も出ていない。」おそるおそる黒服を見ると、

男は気味の悪い笑みを浮かべて、「やっぱりだ、、。やっぱり君はワタシ達の願望なのだよ。ふははは。きっとワタシ達を救ってくれる。さぁ、青年よ。ワタシの手をとり、我が主の元へいこうではないか。いや青年ではないか、、、終末の刻よ。」


黒服の男が俺を見てそういったが、事の重大さのせいで全く耳に入ってこなかった。それよりも、目の前の奴が存在している事に嫌気がさした。「ふざけんなよ。てめぇのせいで俺の妹は死んでしまったんだぞ。責任取れよ、、、。」

俺はなぜか目眩と吐き気に襲われ、今にも倒れそうだった。これも黒服の男がやったものなのか。だが妙に手の感覚がない、もう気絶してしまいそうな時、口が勝手に動き、こう言った。

"デスピエール・ログド・クリチャーデッド"

【 終末の刻︰第23章 生物死⠀】


眩い光と男の泣き叫び声を聞く暇もないまま、俺は意識を完全に失った。




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