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Happiness and encounter

20XX年、時計の針がてっぺんを回った頃、一人の青年が不思議な女性と出会った。

女性はとても奇麗な姿をしていたため青年は直ぐに恋に落ちてしまった。

そしてその女性も青年の優しさに惹かれ二人は恋に落ちたのだった…。


ある日のこと女性は青年を川岸に呼ぶと震える声で口を開く

「私はこの国の人間ではありません…私は魔界の姫、貴方は人間…黙っていて申し訳ありませんでした」

女性は意を決し青年にその事を伝えた。怖がられると思われても仕方ないと思いながら


しかし青年は最初は驚いたものの怖がる雰囲気も逃げる雰囲気もなく優しい表情で女性をそっと抱きしめたのであった。

「よく、話してくれたね?ありがとう。大丈夫だよ、たとえ君がこの国の人でなくても僕は君そのもの

に惹かれたんだ。だから…僕の妻になってほしい」

そう彼が呟くとポケットから宝石のように光る指輪を取り出し女性の指にはめるのだった。


女性は嬉しさと驚きで涙を流し首を立てに振るとその青年と口付けを交わした。


最初は反対していた青年の家族だったが真剣は雰囲気の二人に押し切られ渋々了承するのであった。


青年は家族にお別れを告げると女性と共に魔界へと入っていったのだった。


数日がたち魔界は結婚披露宴で大盛り上がりになっていた。

「姫様もやっと結婚か…」

ある者はうれし涙を流しながら

「人間好きと聞いてはいたがまさか本当に人間の男を手にするとはな」

ある者は驚きと不安を呟きながら

「幸せになってくださいね姫様」

ある者は心から祝福をする者


様々な魔界の住人が姫様の結婚を祝っていたのだ。

青年も彼らの声にこたえるように女性の手をとり口付けを交わすのだった。

盛大な拍手と共に…。影で潜む怪しい陰を除いて。


「貴方、この子あなたに似てるわ…」

数ヶ月がたち姫は小さな命を授かり、可愛らしい女の子を産んだ

「嬉しいよ。君との子が無事産まれてくれて…本当にありがとう」

青年は嬉しそうに女性を優しく抱きしめると涙を流しました。

その幸せな様子を姫に従える五匹の守護獣が見守ります。


「おい、こいつ面白い顔してんぜ!!禿げだ!」

一匹の守護獣が礼儀もなく赤子の頭を指差して言います。

「姫様の前で何をいってるんですか、とても可愛らしいじゃないですか」

もう一匹の守護獣が溜息をつきながら赤子の頬を突きます。

それぞれ思い思いを赤子に伝えては皆女性のそばに寄り添いました。


「ふふ、これから貴方たちにこの子の面倒を見てもらうことになるけどお願いできるかしら」

女性は微笑みながら赤子をそっと抱きしめると守護獣に見せるとお願いをしました。

『もちろん!!』守護獣達は皆首を縦にふると赤子はキャッキャと楽しそうに喜びの声をあげるのだった。



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