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カバンの中には現代兵器(前)  作者: アンケン
9/52

叫び

女の子視点続きます

「…わたし…」



目を開ける

いつもと違う、木の天井

ふかふかのベットにふかふかの布団


そう…いつもと違う





「なん…で………っ!」



思い出した

思い出してしまった


倒れた両親の姿を

赤く染まった村を

夢ならよかった…けど夢じゃない

鮮明に記憶が呼び戻される




その時






「あ、気がついたか」



声が聞こえた

背中がヒンヤリとした


そして、声の主が姿を現した




「2日間も寝てるから心配したんだぞ?…あ、まず、俺の言ってることがわかるか?」




黒い鎧の人じゃなかった

じゃあこの人は…




「私を…助けてくれたの?」



「あぁ、いきなり倒れてるから驚いたぞ」




悪い人じゃなかった

すこし安心する




「言語は通じてるようだな…で、こんなことをいきなり聞くのはなんだが、いったい何があったんだ?よければ聞かせてくれ」




思い出したくなかった…けど、誰かに話して、自分の気持ちを叫びたかった

そう思ったのか、私の口は勝手にしゃべり始めていた

























「……そうか…辛いことを思い出させてすまない」



私は泣いていた

助けてくれた彼の胸で泣いていた

あって間もないのに、名前すら知らないのに……


彼は優しく包んでくれた

彼の温もりが心地よかった



おもいっきり泣いた

おもいっきり叫んだ





村が焼かれたこと、両親が死んだこと、まだ受け入れられないが、少しはすっきりした気がする

文才と語彙力の無さを悔やむ

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