忘れてたこと
アルマ視点
あっけなかったなぁ…
戦闘が終わり、思ったのはそれだけだった
俺はヘリを着陸させ、村へ向かう
UMP.45はカバンにしまい、かわりにUSPをホルスターから抜いておく
理由は単純、気分だ
100mほど歩き、村に入る
早速死体を見つける
絶望したような表情の死体を俺は一瞥だけして奥へ進んだ
噴水がある
もっとも、真っ赤に染まった噴水などなんの癒しにもならないのだが…
そう言いながら噴水に近づくと、1人、生きてる者を見つけた
「ありえない…」
そう呟いた生存者に俺は
「ありえない…なんてことはありえない」
と返した
まじグリードさんリスペクト
生存者はバッと顔を上げた
その顔は最初の死体同様絶望に染まっていた
「君は…アガァッ!?」
何か言おうとした生存者の左足の太ももに.45ACP弾を撃ち込む
続けて悲鳴をあげてのたうちまわる生存者の髪を引っ張り上げ、俺は問う
「これは誰の命令?」
「だっ誰が話すか!アガッ!?」
次は右足〜
「目的は?」
「王国…への…宣戦布告…グゥッ!?」
続いて左肩〜
「何人殺した?」
「お…覚えてない!ウガァッ!」
右肩だよ〜
「何かいうことは?」
「お…お願いだ!いのち…命だけは!グッ…」
最後は頭〜
…あぁ、返り血が汚い
早く家に帰ろ…
そう呟いた
目的を達成した俺は家に帰ろうとした
その時に思い出した
………あ、家、消えてる
「しまったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
家に残した女の子に対する罪悪感と申し訳なさと心配が俺を襲い、ビューッとギャグ漫画よろしくの速さで走り、家(があった場所)へ向かった
最近文書がまとまってない気がする
感想やご指摘、じゃんじゃん受け付けます




