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第2話 大事な知らせ

しばらく亮と話した友菜。


気付いたら朝礼のチャイムが鳴った。


「はい、皆席に着いてるかなぁ?」


このクラスの担任の水井先生は、皆を席に着かせた。


「えーと、この一年間ここの担任になります、水井 樹だ。宜しくな! あ、ちなみに教科担当は国語だ。」


そして水井先生は皆の出席確認をとる。


「よし! せっかくだし名簿の順から自己紹介をしよっか!」


「「え~~~~~!?」」


そう言いつつ、皆自己紹介を始めた。次は友菜の番だ。すると、水井先生は急にこんな事を言い出した。


「えーと、谷岡の紹介の前に皆に谷岡についての大事なお知らせがあるんだ。」


皆は何だろうとこちらに耳を傾ける。


「…中野の隣の席空いてるの分かるよな?」


確かに亜理紗の隣の席が空いている。皆はこくりと頷く。


「名前は谷岡友哉と言ってな。信じるかどうかは君たち次第だが、その…谷岡と同一人物なんだ。」


「「!??」」


反応はやはり予想通りだった。


「谷岡は生まれつき1日ごとに性別が変わってしまう不思議な体質をもっているんだ。だから明日は谷岡友哉の方になるって事だ。」


「先生~という事は、友菜さんの方は偶数の日、友哉くんの方は奇数の日になるって事ですよね?」


クラスで一番頭の良い時岡竜真が質問した。


「うん、そういう事だ。」


最初は信じない奴がおり、なかなか友達ができない事が多かった。しかし予想外で皆納得したのだ。


こんな事は初めてだと友菜は思う。


「…皆さん、こんな体質をもっていますが…宜しくお願いします!」


そして、時間はあっという間に経ち、1日が終えたのだった。

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