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13.呪い
呪い。あるいは呪詛。
魔法の一種であり、祈りの一種。
心身を蝕む、負の奇跡を起こす。
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相変わらず弟を撒いて街を歩いていたら、変な女の子に会った。
何が変って、出会い頭に「あ、本当に呪われてる」って。失礼にもほどがある。
最近苛々していたし、無礼で引っ立ててやろうかと思ったら、その子に薔薇の形をした砂糖菓子が詰まった瓶を貰った。
砂糖菓子の薔薇はえらく細かい作りで、ちゃんと棘まで再現されていた。
「あの子が気にしていたから手を貸してあげるけれど、あとは自分たちでどうにかしなさいね」ってその子は言っていたけれど……どういう意味?
わたくし、本当に呪われているの?
わたくしと同じくらいの歳に見えたけれど、エプロンをしていたから砂糖菓子の職人? 最近新しい店ができたなんて聞いたかしら?
シルヴェ・ティティアの住民だと思うのだけれど、顔に全然覚えがなかった。わたくしの眼で見ても、何も読めなかった。
取り敢えず、言われた通りに夜の鐘が鳴る前にひとつずつ食べてみよう。




