第8話
さのれ 株式会社オークスノクスの広報担当で色んな大会の実況をしている
なっちゃんとは小学生からの仲でお互いライバル企業に就職している
貧乳 メガネ
うめだ 個人プロゲーマーでVTuber
大小色んな大会に参加や開催をしている
ユウウベの登録者数は232万人
全身がもふもふな狼の姿をしていてスーツを着ている
モチーフはシベリアンハスキー
ムーア「よっしゃぁ!やるかぁ!」
「マップはぁ、イニエスタ邸かぁ、このマップ広くて怠慢には不向きなんだよなぁ…」
「んっ?」
空から丸く濃い緑色のものが降ってくる
ムーア「ははっ!まじかよぉ!w」
そう言うとムーアは手に持っていたM4を空の飛来物に数発撃つ
弾が当たり緑の物体は空中で数度跳ね、近くの茂みに落ちる
すると茂みが大きな音を出し爆発する
ムーア「開幕グレネードとはいい挨拶してくれるじゃないのぉ〜」
ゼウス「チッ」
(これで死んでくれたら良かったのに…)
ムーア「さて、行きますか!」
そう言うとムーアは建物の方に走り出した
さのれ「なっ、なにそれぇえええ!」
「やべぇええー!すげぇえええ!」
うめだ「驚いた、まさかあの距離を正確にグレネードで狙うとか」
「定点覚えてても難しいのに」
さのれ「ちょっ、ちょっと!さっきの何よ!?」
うめだ「あればねぇ、挨拶グレネードって言われてるけど、このマップでするとは…」
『初っ端から飛ばしすぎでしょ!』『やっっっっばぁあああ!』『始まりからこれはえぐいww』『レベル高すぎ参考にもならんw』
ムーア「向こうが挨拶してくれたんだ、こっちも返さないとね」
「いた!」
ムーアの視点の先には銃を構え辺りを警戒するゼウスがいた
ムーア「まずは挨拶!」
そう言うと思いっきり飛び蹴りを入れる
途端''それ''は大きな音を立てて割れる
ムーア「おっと、マジかよww」
さのれ「な、なんと!ムーア選手が攻撃を与えたのはゼウス選手?ではなく鏡だ!、鏡の反射でいると思わせてたんだ!」
うめだ「うそぉん!?」
『は!?』『解説仕事しろwww』『頭良すぎだろ!』
『レベル高すぎ』
回避判断する間もなくゼウスが手に持ってるM4を構えムーアに乱射する
ムーア「ちくしょう!」
そう言うと窓を思いっきり蹴破り逃げる
ムーア「マジか、頭良すぎるだろ」
そう言いながら走りながら注射器を刺す
ゼウス「逃げたか…」
ムーア「困ったなぁ…、楽な試合だと思ってたけど、こりゃ…計算違いかもな」
個室で深く思考をめぐらせてるムーアに向かって
緑色の物体が投げ込まれる
ムーア「なっ!」
反射的にドアの外に出る
外ではゼウスが武器を構えており、格好の的となりムーアは撃ち殺される
ムーアkillゼウス
「ゲームセット!」「ポイントゼウス」
さのれ「な、なんと!あ、あの最強のモンスタームーアから先制一点を勝ち取ったぁ!」
「ど、どうゆう事だぁ!?グレネードは最初に使い切ったんじゃないのかぁ!?」
うめだ「まじか!!」
「フェイクだよフェイク!!やべぇ!適当に緑色の布の中に石を入れて投げ込んだんだ!」
「考え事してて判断が鈍るって分かって投げ入れたんだ!天才すぎるだろ!」
『まじか!』『マィスウィトォォエンジェエエルゥ!!』『!!?』『天才すぎるっしょそれ!』
ムーア「これは…、少しやり方を変えるしかないな…」
そう言うとムーアは腰からグレネードを外し思いっきり空に投げる
そうすると反対から来たグレネードとぶつかりそのままマップの中央に落ちる
大きな爆発音が2発する
ムーア「さすがに2発目は許さないよ」
そう言うとムーアは手にM4を持ち走った
ムーアが扉に手をかけた途端ドアノブが弾け飛ぶ
ムーア「おっと!」
途端ムーアはドアノブから手を離しすぐ近くの遮蔽に隠れる
遮蔽から割れたガラスを出し敵の位置を確認しようとする
発砲音と共にそのガラスは割れる
さのれ「さぁて、場面は緊張感が走る状態だ!」
うめだ「いやぁ!ムーアさんこれどうするんでしょうね!」
ムーア(確認すらさせてくれないと…)
(さて、どうしたものか…)
(壁を破ろうにもM4カービンじゃ心もとないし敵さんが待ってくれる気もしない)
(そうだ!、正面が警戒されてるなら正面から行けばいいんだ!)
そう言うと低く前のめりな姿勢でムーアが扉から出てくる
出てくると同時に銃撃戦が始まる
お互いが弾を撃ち切りゼウスがリロードしようと遮蔽に隠れる
それと同時にムーアがM4カービンを捨て大きく距離を詰める
ゼウス「なっ!」
一瞬戸惑うも直ぐに武器をグロックに持ち帰るが時は遅くムーアにグロックは弾き蹴られ
ゼウスは倒れ込み、ムーアはその隙にゼウスの上に乗る
ムーアがグロックを手に握りゼウスに向かって銃口を構える
構えられた銃口に向かってゼウスはナイフを突き刺さし銃を撃てなくさせる
ムーア「やるじゃん!」
ゼウスは上に乗っていたムーアを蹴り飛ばし距離を取る
ムーアが持っていたナイフを思いっきり投げる
それと同時にムーアは走り出し右フックを決める
ゼウス「クソがっ!」
ガードをするが大きく体が左側に動く
ムーア「なんでぇ、喋れるじゃん」
ムーアが不敵な笑みを浮かべ拳を鳴らしながら近づいてくる
ゼウスは近くにあった鉄パイプを振りかざす
がその鉄パイプは虚しくも空を切る
そうしてる間にムーアのボディーブローがゼウスの腹に入る
ゼウス「カハッ」
しゃがみこむゼウスを横目に先程自分が蹴り飛ばしたゼウスのグロックを拾い上げトリガーに指を掛ける
途端に天井が大きく崩れる
ムーア「ちっ、挨拶グレネードの障害が今来たか!」
ムーアとゼウスの前に瓦礫の壁ができる
その隙間に向かって銃を撃つが向こうには届かない
急いで自分がいた部屋から出てゼウスの部屋に向かう
ゼウス「ちくしょう!、あの化け物が、なんであんな動きができるんだよォ!」
そう言いながら注射器を刺し装備を整える
ムーアはゼウスが居る部屋への扉を開け部屋に入る
扉の裏に隠れていたゼウスがナイフを大きく振りかぶる
ムーアは咄嗟に避けたが服が損傷しサブマガジン全て床に落ちる
ムーア「陰気くせぇ事してんなよ!」
そうゆうとムーアはグロックをゼウスに向かって発砲する
ゼウスは直ぐに扉から出て遮蔽に隠れる
ゼウスが扉から素早いリーン射撃でM4を発砲してくる
その銃弾により近くにあったマガジンが全て損傷し消える
ムーア(困ったな、俺に武器はグロックだけ、対する相手は多分だが俺のも合わせて2本のM4も持ってるだろうし)
(何より弾がない)
(よしっ!)
そう心の中で言うと
扉から出てきた銃口を両手で掴み上に向ける
ゼウスのM4の弾が天井に当たる
ムーア「ガチ恋距離だなゼウスゥ!!」
ゼウス「勘弁しろよォムーア!!!」
お互いが顔の当たる距離まで近づく
ゼウスが2本目のM4を構える
するとムーアが急にM4から両手を離し深くしゃがみこむ
急に離された反動で体制を崩すゼウス
それを横目にムーアは両手を地面に付け片足を思いっきり蹴りあげる
ただその標的はゼウスではなくゼウスのサブマガジンに向かっている
蹴り挙げられたグロックのマガジンをムーアは空中で手に取りグロックに装填する
ゼウス「なっ!、最初の接敵の時に投げたナイフでマガジンポーチが切れてたのか!」
ムーア「じゃあな兄弟」
ゼウスkillムーア
「ゲームセット!」「ポイントムーア」
さのれ「なにそれぇええええ!かっけぇえええ!」
「やっべええええ!すっげええええ!」
うめだ「まさか最初に投げたナイフがこんな感じで伏線回収するなんて…」
「直感で動いたんだとしてもスゴすぎる…」
『はぁぁあああ!?』『さのれちゃん実況できてねぇwww』『まじかよそれ!?』『エグすぎ』
最後まで読んでいただけましたでしょうか?
それでしたら幸いです
良ければコメント等頂けるとありがたいです
次回もぜひ読んでいただけたら嬉しいです




