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54、図書館


 キルヒャー先生を一人で帰すわけにはいかず「ついでに帰ってこい」って言われて私も帰る。

 ついでって一応、王子なんだけど。


「おかえりなさいませ、ダンカン様」

「ただいま、ミシェル!」

 おおっ帰ってきてよかった。そこにはリトル・プリンセスが!


 手紙の遣り取りは欠かさなかったから互いに近況は知ってるけど、それはそれこれはこれ。

 頭を撫でようとしたら「もうレディですのよ」ってツンとされっちゃったけど、それもまたよし!

 久しぶりの生ミシェルを堪能。


 家令の目があるので翌日もというわけにいかず、印刷機の様子を見に行く。

 大掛かりなプレス機が必要で、しかもそれすら手動っていうめちゃくちゃ手間のかかる代物だけどね。

 手書きよりマシだよ……私がやるわけじゃないし。


 あんな手紙だけのよくわからない説明でドワンたち、よくがんばった。

 「活字を拾って並べる人員を養成したのは私たちです」ってあっという間に宰相&文官に持っていかれたけど。


 キルヒャー先生の本は最優先で刷らせてる。

 相変わらず平民うんぬん言って学院長のポストには我が弟をって推すアホ貴族がいるもんで、先生にはさっさと貴族になってもらおう。


 武力を貴ぶお国柄もいいけど、それだけじゃこれからはやっていけないよ?


 もっと時間があれば「第二王子を立派に教育した功績」とかでもいけたけど、それじゃ十数年後の話になるし、その頃の私が立派でない可能性も高いので、オリヴィア図書館創設の功績をもって男爵に任じることを宰相に約束させた。


 オリヴィア誰って? 正妃の名前。ネーミングライツを協力を取り付ける条件にしたんだ。

 結婚記念日祝われことがないどころか、誕生日に一度もプレゼント贈られたことないとかないわぁ……


 男尊女卑の世界でそれが当たり前と思ってた正妃も、私のミシェルへの献身を目の当たりにしてるからね。

 プラス魔蝶関連で財力と権力を得て価値観も変わってきたみたい。


 そんなわけで建設費は王のポケットマネーから出るので、キルヒャー先生はとにかくその棚を埋める本の原稿を書けばよろしい。



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