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44、キラキラパウダー


 武闘派ではない狐人族も思考回路はもれなく脳筋らしい。

 戦いの中身が『正体当て』なだけで「負けたら勝った者に従う」ってあたりがもうね。


 実際、挑まれたら断れないし、挑んだ側も外せば切られても文句は言えない。

 本来かなりリスキーなものだけど、向こうにすれば一族郎党の命運が掛かった勝負だったわけで。


 残念ながらうちの国ではエルフやドワーフ以上に差別の対象になっちゃうんだけど、私にはもとよりそんな意識はないし、いまも「服従の証に」「ふくじゅの」「あかしに」ってコロコロ腹見せて転がってて……子供は文句なしに可愛い。


 大人も憎めないっていうか。

 獣人の中では断トツで変化に自信があるらしいんだけど耳と尾っぽは残ってるし。


 キラキラパウダーの正体を訊いたら「狐神様のご慈悲です」って、出たよ神!

 『ゴールドテイル』っていう大きめの猫じゃらしみたいな草の実をすり潰して作るらしいんだけど、ドワーフの信仰する『鍛冶の神』同様ほんまもんのご利益があるからなぁ。

 居るんだよね……やっぱり。


 ただお願いしたからって何でもかんでも叶えてくれるわけじゃなくて、狐人族の場合はちゃんと自力で変化した上でどうにもならないところだけ助けてくれるかんじ?


 そうまでしてこっちの国に入り込む理由はなにか。

 私は真っ先にスパイを疑ってたんだけど……


「とんでもない」「とんでもない」「とんでもないことでございますぅ」

 いや腹見せはもういいから。

 せっかくの白い毛皮が台無しじゃないか。まあ服もだけど。


 悲しいような嬉しいような顔をする大人たち。


 どっかで聞いたような話だけど獣人の世界では戦って強いことが至上で、頭脳派=軟弱である上に色を持たない種族は最底辺なんだそうだ。

 つまり食うに困って逃げ出したわけだね。



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