表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/162

39、レインコート


 麻布にゴムを塗り付けたレインコートはなかなか好評だ。

 私としては通気性を犠牲にしてることが気になるけど。


 従来通り毛皮を仕立てたものは保温性はあるものの、重いし後の手入れが大変。

 雨の日に使うものが出先でまともに乾くわけもなく、文字通り濡れた獣の臭いがね。


 一方、私のコートは防水・通気・軽量すべての基準をクリアしている!

 今回は私の分しか用意できなかったけど、材料は例のアレですよ。

 

 これは我が母、正妃と少ない在庫を巡ってかなりの綱引きをすることになるかと思いきや。

 侍従たちからの手紙に「毒を持たない魔蝶発見」のニュースが!


 突然変異か祖先返りか、はたまた別種か。

 なんにしろ毒を持たないってことは捕食されやすいわけだから絶対数も少ないだろうし、それを雌雄合わせて見付けるなんてもう執念だね。


 不幸な事故を起こしながらも、正妃の名のもとに養蚕の体制は着々と整っているらしい。

 織物一つで女たちを従え、商人を思うように動かし始めた正妃は王より政治をわかってる。


 ろくに価値もわからん男共にはもったいないとか思ってそうだけど、その辺、宰相なら上手くやってくれると信じている。


 念のため蒸留器の作成を早めよう。

 ドワンに手紙手紙……「まずはそんなに大きなものでなくていいからね」と。キルヒャー先生、ドワーフ語の綴りこれで合ってます?

 バラの栽培は庭師いや大量に必要だから農家にさせるか。


 バラ水と精油なんて正妃が興味を持たないわけがないからある程度のところで丸っと任せて、代わりに魔蝶シルクを融通してもらえばいい。


 それにしても「七百個の卵」かぁ。思わず『エイリアン』を思い出しちゃったよ……うへぃ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ