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2-2. 試作型兵器『P-01』
『P-01』
それがこれの通称だ。
自立志向式人型戦略兵器。
戦術地図より適切な武装を自己判断する自立兵器を投入し、最低限の損失による制圧作戦を可能とする。
それが今回のプロジェクトの最終目標である。
骨組みが完成した兵器の起動実験に合わせて、戦術地図を直接組み込む。
開発主任の責務として第二次計画に抜擢された俺と、こいつとの長い旅が始まった。
兵器との旅は無味乾燥なものだと感じていたが、それは間違っていたようだ。
倒れた俺を看病する彼女の表情を見たとき、漸く俺はそのことに気が付いた。
あれから俺は様々な刺激を与え、反応を観察してみた。
一度倒れたことが影響しているのか、健康管理にうるさい。
最初の頃は気が付かなかったが、思ったことはすぐ表情に出るようだ。
そして…地図を作成しながら、こっそりと落書きに興じていることがある。
一度、街道の途中に小鳥が落ちていたことがあった。
「あの小鳥も、先生みたいなネボスケなんですか?」
そう問いかけてきた彼女に苦笑を零しながら、俺は『死』というものについて教えてやった。
「そうですか」
一言だけ呟いた彼女は、小鳥をそっと抱え上げる。
俺に促されて小鳥を街道の端に埋めた彼女は、数日の間、俯いている姿が目に付いた。




