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第0話
この作品には残酷な描写があります。
そこらへんに注意して楽しんで読んでもらえたら嬉しいです!
正直、小説を書くのは初めてなので色々おかしい所も出てくるとは思いますが、そこらへんは勘弁してください。(笑)
「もうすぐ6年か」
見知った道を歩きながら彼は夕暮れどきの空を見上げる。オレンジ色に染まる空は彼にとってはあまり良いものではない。
彼は道の半ばで立ち止まり、昔の事を思い出していた…
彼の名前は五百蔵壮太。
彼が思い出していたのはまだ10歳の頃、まだ彼の両親が生きていた日々。今思えばとても幸せな日々だったが、過去を振り返るとどうしてもある記憶が頭の中に浮かぶ。
「……今更思い出して何になるっていうんだ」
彼は諦めたように頭を振り、胸に鈍い痛みを感じながら家に向かって歩きだす。右手には先ほどコンビニに寄った時に買った食事と飲み物がある。そこから缶コーヒーを取り出し、近所の公園を通って近道にする。
そこで彼、五百蔵壮太は非現実な物と遭遇する。