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共同生活 例2

介護によるロボットと共同生活は可能であるというのが、例1の説明である。

ではほかのロボットとの共同生活はどのようになるのであろうか。


今回は、非介護分野である救急についてのロボットの活用についてみていく。2016年4月1日総務省令として公布された「救急隊員の代理としてのロボット運用についての通達」によれば、救急隊員の代理としてロボットを利用する際には、JIS規格に従って製造、プログラミングされたロボットを利用するということと定められている。

このロボットについては、いくつかの企業が制作し、総務省の検定を経て実用化されている。もっとも有名なものとして、三菱重工業株式会社が制作したT-116と呼ばれるものである。2014年に作成が開始したとされたT-116は開発者の岩崎将五郎(いわさきしょうごろう)より、岩崎君と呼ばれている。

岩崎君は、一般の救急隊員が行う救急医療が行えるようにプログラムされている。体内にはAED用の電源、病院への連絡用の電話、トリアージ用の種々な検査センサーを搭載している。また、遠隔地医療のために、遠隔地にいるあらかじめ契約している医師への連絡と、患部の状況を写すためのカメラなどが搭載されている。なお、遠隔地医療用としてはオプションとしての搭載となっていたが、2020年度には全機種に搭載とされている。未搭載機種は順次搭載するための交換作業に入ることになっている。

なお、そのほかの企業も、順次作成を進めており、今後数年をかけてテストが実施されることになっている。


救急隊員の代理としてのロボットであるが、破損等の障害の恐れがあるため、必ず救急隊員が同乗することとなっている。現時点においては、そのような障害の報告は入っていないが、いかなる物でアレ、完全というものは存在しないという、当時の総務大臣の一声により、現時点においても人間の救急隊員が同乗している。

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