目的
この報告書は、2021年ロボット学会へ提出された論文であり、西村孝子により書かれた論文である「ロボットと人間の共同生活に関する論文」に書かれている、1年間という実験期間のうちロボットと人間がともに生活を行い、精神的、肉体的にどのような負荷がかかるかという実験が行われた。
この実験は、増大するロボットとともに生きていく人間という、政府の方針に沿った実験であり、客観性が欠けている。そのため、同じ実験を行い、どのようにロボット、人間が行動をするかを確認することにした。
そもそも、ロボットは技術革新により人間をしのぐ性能を持っており、人間の仕事を奪うとして排斥をされた歴史を持つ。2015年に起こった世界同時デモは、その好例である。このデモは世界の主要都市とされる、東京、北京、ニューデリー、イスタンブール、パリ、ベルリン、ロンドン、ニューヨーク、ワシントンD.C.、サンフランシスコなどで行われたデモである。その内容は、ロボットにより解雇された人間を再雇用することを目的としていたが、各政府は黙殺した。デモ開始から1時間後に、デモは暴動へ発展。世界が反ロボット社会を目指すきっかけにもなった。
一方、ロボットと人間は共存することができるという意見も根強くあり、それらの意見によれば、ロボットは人間と同程度の知能を持つ場合に限り、ともに生きることが可能であるというものから、介護ロボットのように、ある特定の分野に特化したものも共存することは可能であるという意見まである。
この報告書は、政府より委託を受け、先の論文が正当であるかどうかに行われた追試の要素も含まれている。順次、例を挙げ、説明をする。