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 それは、とても月のきれいな夜でした。

 誰かに呼ばれているような気がして、真奈ちゃんはそっと目を開いたのです。

 暗い天井に、ぽつんと小さな光が見えました。

「ホタルかなぁ」

 真奈ちゃんがつぶやくと、小さな光は妖精に姿を変えて、真奈ちゃんに笑いかけました。

「さあ、いらっしゃい」

 見るとそこに、一本の光の道がありました。

「この道は何処へ行くの?」

 真奈ちゃんが尋ねると、妖精はまたにっこりと笑って、その道を進んで行ってしまいました。真奈ちゃんも妖精の後を追いかけました。

 さっきの妖精が誰だったのか、真奈ちゃんは考えました。それが自分だったことに気付くと、何だか楽しくなって、真奈ちゃんはうきうきして光の道を進んで行きました。

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