カルダル島戦記
タファロン兵400対、ガリン共和国兵15000――。
数々の不運の連鎖によって生じたその戦力差は、どの時代の戦史においても圧倒的な兵力差であった。それは南方の小国タファロンと強大な軍事国家、ガリン共和国の国力その物を示すようであり、その実情を知る者にとっては、戦闘の成り行きが消えかかる蝋燭の火よりも明らかに思えた。
が、勝ったのは武器、装備、兵力に劣るタファロン兵であった。
これは、史上最も単純で実直で仲間思いの小汚い小集団の戦史である。
数々の不運の連鎖によって生じたその戦力差は、どの時代の戦史においても圧倒的な兵力差であった。それは南方の小国タファロンと強大な軍事国家、ガリン共和国の国力その物を示すようであり、その実情を知る者にとっては、戦闘の成り行きが消えかかる蝋燭の火よりも明らかに思えた。
が、勝ったのは武器、装備、兵力に劣るタファロン兵であった。
これは、史上最も単純で実直で仲間思いの小汚い小集団の戦史である。
プロローグ:戦争の原因
2019/12/16 19:22
(改)
名もなき飛行場
2019/12/17 23:31
(改)
海獣
2019/12/20 22:34
(改)
主砲より
2020/01/03 12:22